なかなか 巡り会う機会がなく
いつのまにか「売り切れ」となったのが
清酒 「奈良の八重桜」
先日 出先のお店で一本見つけました!!
迷わず 購入^^!
やっと 記すことができます~~♪
奈良は あの徳川家康に「奈良酒をもって最上となす」と云わしめたとか…
古来よりお神酒として醸造されてきた奈良の地で 今年 素晴らしいお酒が作り出されました。
お酒は お米のデンプン質を麹菌によって糖化させたのち 酵母によってブドウ糖がアルコールに変えられて製造されます。
現在多くの「清酒酵母」は 明治37年に設立された「酵母試験所」より頒布される「協会酵母」が主流を占めているそうです。
その「酵母」を ついに「奈良の八重桜」という桜から分離に成功し「ナラノヤエザクラ酵母」という名称になりました。
奈良県・奈良市の「花」であり 奈良女子大学の学章にもなっている「奈良の八重桜」からお酒を造ることに成功したのは 国立大学法人奈良女子大学・奈良県・株式会社今西清兵衛商店さんです。
お酒の瓶・ラベル・パッケージは奈良女子大学のデザインだそうです。
正倉院の文様をイメージされているのでしょうね。
とても愛らしく 仕上がっております。
また ラベル・パッケージの「文字」は
興福寺の多川貫首さまによるものだそうです。
奈良公園に咲いている 奈良の八重桜から採取・分離されたというそのご苦労は さぞかし大変だったと思います。そのような酵母を分離するというのは200万分の1以下という天文学的な確率なのだそうです。
そのお味は とても やわらかく 女性的なお酒だなと思いました。
平安時代に女流歌人の伊勢大輔が
いにしへの ならのみやこの やえざくら
けふ ここのえににほひぬるかな
と詠んでから 数百年…
もし タイムマシンがあるならば このお酒を 平安時代の宮中のまさに そのシーンにそっと 置いてあげたいような… そんな気持ちになりました。
今年の 知足院に咲いた 奈良の八重桜(原木)