大きな特別展が 開催されました。
松伯美術館開館15周年記念特別展! ずっと心待ちにしておりました。
松伯美術館の庭は とても手入れされており
季節の花々が あちこちに咲き乱れます。
この前は 酔芙蓉の美しさに 数度 通ったのですが…
この季節 紅葉の少し前 小さな花たちが ひっそりと咲いておりました。
門のところに 可愛い実が いっぱい…
これは ムベ (トキワアケビ) 常緑つる性
いやぁ~~ ほんと 気持ちのいいお天気です^^
建物の右側の木々の中 美術館への入り口へ続く小道を歩きますと…
何やら コロンと…
こちらの庭の管理をされている方は 来館者への心配りが素晴らしく
酔芙蓉のときも 夜に赤く染まり朝に凋む花を 摘み取らずに 暫くおいてくださっていました。
それと 同じく…
コロンと 転がってる 大きな黄色い実^^
ふと 上を 見上げると!
あった~~! 花梨の実が いーっぱい!
このほかにも ホトトギスや サザンカ
紅葉の前に そっと 楽しませてくれます。
手入れされた しだれ桜の傍から 美術館の玄関を臨む…
上村三代の特別展…
奈良市内に その美術館があることが 嬉しくてたまりません。
ポスターや 図録の表紙になった 「砧」(山種美術館所蔵)
10年振りの関西での公開となりました。
はぅ~ ため息ものです。
【左 : 風 右 : 志ぐれ】
松園さんの繪は どんな瞬間でも 透き通るような「品」を感じます。
それでいて 力強さや 動き
じっと見ていると 雪の積もる音まで聞こえそうな世界が広がります。
また 着物の柄 重ねの色目 どれもこれも 目を見張る美しい世界…
松園さんの亡くなる前年の作品…
ちらちら降る雪…
寒くて 指先を すっぽりと袖に隠した少女…
目の前の作品の向こうに 吐く息が白くなるような気がします。
松篁さんや淳之さんの作品も 見所が多く 語りつくせない特別展でした。