2009年6月30日火曜日

夏越の祓い 水無月を頂く♪

   
 
 奈良町への道中 餅飯殿(もちいどの)通りの真中あたりに
 「優月」という和菓子処が お目見えして2年ほど…
 
 ちょっと小振りの かわいい「水無月」がありましたので
 買い求めてみました…
 
 
 「夏越の祓い」とは 1月睦月から6月水無月までの半年間の穢れを祓って 残りの半年の無病息災を祈願する神事です。
多くの神社やお寺では 茅の輪と呼ばれる大きな輪が用意されて 人々は
 
  水無月の夏越の祓えする人は 千歳の命 延ぶとこそきけ(拾遺和歌集)
 
と 唱えながら 八の字にくぐると 夏の疫病や災厄から免れるといわれています…
 
 
 
そして この日に頂くお菓子が 「水無月」…
 
   
 
 平安時代 宮中では冬の氷を 氷室で保存していました。
 その貴重な氷を夏越えの前に頂き、「これから来る夏の暑さに無事耐えられますように…」と祈ったそうです。
 しかしこれはあくまで宮中の人々…
 一般庶民が氷を口にすることなど出来ませんから…
 そこで 生まれたのが この「水無月」というお菓子です。
  
 
 写真をご覧頂いたらわかるように
 白の外郎生地に小豆をのせ、三角形に包丁された菓子です。
 
 これには意味があるのですよ…
 小豆の赤色は悪魔払いの意味があり
 また白い外郎の三角の形は 宮中の氷のカケラを意味し
 暑気祓いの願いがこもっているそうです。
 
まだ旧暦の「夏越の祓」は少し先ですから…
今年は 茅の輪を くぐらせて頂こうかしらと思います。
 
 みなづきの なごしのはらえ するひとは ちとせのいのち のぶとこそきけ~

2009年6月29日月曜日

唐招提寺 講堂 大好きな連子窓♪

唐招提寺の国宝の講堂は あたしの大好きな空間が広がります
これは平城宮の東朝集殿(ひがしちょうしゅうでん)を移築・改造したものです。
 
   つまり… 現存する唯一の平城宮の建築物・遺構なのです ! !
 
よく 平城宮跡を散策するのですが…
あの 広い原っぱに この建物があったんだ…
と いつも 思ってしまう
 
今年11月の 金堂落慶法要のあと この講堂内は 入れなくなるそうです。

             とても 残念><;
 
講堂の中から見る窓の景色や 
窓が見せてくれる光と影は
あたしの 大好きな唐招提寺のカケラの一つです…
 
今日は いつも眺めていた 窓を「撮影してもいいよ…」と許可を貰いました

    もうね とっても うれしくって… ! !
 
   
 
ほんとは 窓の向こうの「緑」が 素晴らしいのに…
表現できませんでした><;
 
いつも ご挨拶している 仏像の後ろに行くことを許可されて…
どきどき ワクワク… ! !
 
     二度と入れないかも…と思うと
     震えちゃいました^^(氣が弱すぎw)



後ろは こんな感じの空間でした…
 
 

     
 
      こんな位置から 眺めるのは… ため息もの…
 

そして 講堂の西側から入ったところの窓は いつもの大好きな窓なのですが
 
今日は ちょっと距離をとって 撮影してみました…
 
   ねっ ! 素敵でしょー ! ! 
   このシルエットのように浮かび上がってるのは 金堂なのです
 
   この景色が あたしの大切な景色なんです。
   もうじき 二度と見れなくなる 大事な景色なんです。。。。

  
 

唐招提寺 2009年 蓮 Part2

 

唐招提寺の境内… 北の端にある「本坊」
こちらでは 鉢植えの 蓮が 大事に 大事に 育てられています。
今年 2度目の 「蓮に会いたい」シリーズです。

   本坊庭

本坊の庭には 今年は全部で48鉢(48種類)の蓮が 
丹精込めて育てられてるの。

一度に咲くと それはきっと極楽浄土なのでしょうけど^^
ここは現世ですから 時期が来た蓮が その日 その日に咲いてます…

ちょうど 奈良テレビのクルーが 撮影取材に来られてました。
プロのカメラマン…あちらは動画ですが^^…のカメラ目線をしっかり盗もうと^^

  

鑑真和上さまが唐から蓮を持ってきたと言われてます。
唐招提寺にはその時の3種類の蓮が伝わっていて

その後奉納されたものも含めて約50種類の蓮が
毎年花を咲かせているそうです。

       ・・・・・
 
  今日 咲きそうだったり 咲いていた 蓮たち
 
 緑の葉に映える 白が美し…
 

すっぽりと掌に 包み込めそうな蕾たち… 



お日様が 容赦なく照っているのに
時折 小雨が降ってきて…
湿度は どんどん上昇ちぅ…
 
あまり 人が訪れないのは 天気予報のせい?
 
 そんなことを思っていると 訪問者が一人?きました
 
 ……青いトンボ
        ……シオカラトンボ かな?

幼いころは ギンヤンマとか オニヤンマとか
   巨大トンボが 飛び交ってた記憶があります…
 
    
 
シオカラトンボって 成熟して綺麗な水色になったオスのこと…
メスは 茶色いままで ムギワラトンボって言われるのよね
 
この訪問者は 素晴らしい水色で 立派な殿方です

        非常に ハンサム ! ! ! ! !


なかなか ちょうどいい ころあいの蓮に 
               出会うのは むずかしく 

 
   
   ちょっと ほわんと咲いてる美人の横顔^^

   


    ………
 唐招提寺には 鉢植えで育てられてる蓮が
 国宝校倉「経蔵」のすぐ近くにもあります
 そちらは 数も少ないのですが
 プロフィールに使用しているものは
 去年 そちらで撮影したものです
 今年は どんな蓮に会えるかな…と 行ってみました。
 一人美人が おりました^^
 ちょっと あれこれ 近づいてみました……
 
 

     


東大寺の正倉院よりも少し古い
日本最古の校倉を背景に 撮影してみました…
 
   
 
 戒壇そばの「堀」に咲く蓮の季節には
 まだ 少し 時がかかりそうな 唐招提寺でした…

唐招提寺 10年ぶりの天平の景色♪

  

2000年から10年間を目安に始まった 国宝金堂の解体復元大修理…
調査→解体→発掘→組み立て・・・・・・→落慶法要
 
永遠に続くのかしら…
いつになったら 金堂のまわりの フェンスがとれるのだろうか…
その日が来るのかしら…
フェンスがあることが 当たり前になってきてた此の頃…
 
24日 蓮を見に 訪れたときも 真っ赤なコーンで立ち入り禁止のエリアが指定されていた。
 
だけど ! !  だけど 今日は ちがったのです ! !
 
いつもの拝観受付のおじさんが 
  「知ってたの? 今朝から柵がとられて 傍までいけるようになったんだよ」
  「エーーー?? 柵? とれた?? エーー ! !」
 
と そのような驚きで 南大門から 覗くと !
 
・・・・・わぁ~ 何年経ったんだろぉ~
      
               10年だよ・・・・・・・・
 
 ふと思って もう一度 蓮を見に来たのに
 こんな サプライズがあったとは…… ! ! !

久しぶりに 障害物なしの 金堂のまわりを
 
  くるくる  くるくる  トコトコ トコトコ してみる…
 


金堂の庇の下に近づけるなんて… 感動 !
そにしても 見事に解体復元されてます…
 
  有名なエンタシス… いやあ~ 美しいわぁ~

  
 
現存する平城京唯一の建物の講堂を向こうに眺める景色…
      ↓↓↓
   
 
講堂より 鼓楼と金堂を臨む… やっと以前の景色復活♪
 
   
 
すると… あれ? あらら?
   金堂裏の 小さな扉が…^^;
 
 大きな扉を開けなくてもいいような仕組みなのでしょうけど
 あたし的には 「秘密の入り口」みたいな気持ちにw
 
 
そして 水も とぉとぉとあふれ出し… 
           すべてが 元どおりに…
 
 
  
 
金堂の建物も それから 外溝も 工事はすっかり終わったそうです…
すると 工事担当者のお一人が 一生懸命 壇の拭き掃除をしておられました。
 
 
   
 
         なんだか 心がほわっとするような…
         優しく 丁寧に 磨いておられました…
 
   
 
10年という歳月をかけて 解体修理→復元という 前代未聞の大修理終了まで あと僅かです…
 
     ・・・・・
 
多くの 写真を趣味としたり写真を生業となさっている方々が 入江泰吉先生の 唐招提寺の作品に心を奪われたことと思いますが この7月4日から 入江泰吉記念奈良市写真美術館にて特別展が始まります。
 
    唐招提寺金堂平成大修理記念
       入江泰吉 唐招提寺→
 
有名な作品「金堂列柱」のポスターを境内にて発見し 
目の前にその「列柱」があり 感慨もひとしお…
   
 
やはり 入江先生 すごいわぁ~ !
唐招提寺の空気や におい 光 風 
そして 長く伝わる歴史の大河のような時の流れ…
この作品の中に 閉じ込められてるような氣がしてなりません
  
 あたし? そうですね だからね・・・
          列柱の撮影は ちょっと諦めて^^;
 
     こんな感じで…   申し訳ない><;
   

2009年6月26日金曜日

久しぶりの大仏殿♪


最近のマイブームに 「友の会」があります^^
考えてみれば これだけ通ってる東大寺の「友の会」に入ってなかった~と気づいたのは つい先日 !
直接申し込みでもOK ! との確認とって 出かけました^^
        東大寺友の会詳細→
 
戒壇院・大仏殿・法華堂 この三箇所に 何回でも入れるなんて 嬉しい限り♪
早速 会員証をもって 大仏様にご挨拶を ! と… 大仏殿へ~~ ♪

 
拝観チケット売り場を過ぎて 回廊から 初めて広がる大仏殿の全景
 
大概の人は ここで まず 足を止めて…
カメラを構えて…
ただ ただ 「すごいねぇ~~~」と 言います。
 
本やテレビで なんとなく解っていても
その荘厳な建物を 目の当たりにすると 感嘆あるのみ^^
 
あたしも やっぱり 毎回同じところで足を止めて
しばらく 見入って… 深呼吸して…
毎回 同じところで シャッターを押してしまうのです
 
桜の季節は それは見事ですが
この季節 ぐるりと 見渡すと… あったあった !
 
ひときわ大きなあの木 !
 



      菩提樹
この菩提樹の大木は 1191年(建久2年)栄西が中国天台山から持ち帰って重源に与え、重源が移植した樹の後身だそうです。
 
傍には寄れないのですが… 
先日秋篠寺で見たような 黄色い可愛い花が そろそろ可愛い実となりはじめているはず…
 
 
 
   大仏さま~ お久しぶりでございます~
    
   大仏殿の中 大好き^^
   ガリバーに出会った小人みたいな気持ちになりますよ^^
 
   今日は ちょっと 目についたものを ちらっちらっとご紹介します。
 
   蓮弁台(復元)
 
一段高いところにおられる 大仏さまの傍には なかなか寄れないのですが
このように 復元されたものが おかれてます… 見事なものですよ
 
     
 
「蓮華蔵世界」と呼ばれている毛彫図が刻まれ、「華厳経」の説く「悟りの世界」を絵に表しているそうです。
三千世界とは 1000の三乗の世界だとか… 大宇宙のしくみを ここで現しているとか…
でも じっくりと 眺めると かわいいんですよ とっても^^
この蓮弁台については また ゆっくりと 調べてみたいなぁ~と思ってます。
 
 
今日は 次へ…
 
人間の姿を見れば その広さ 大きさ 感じれます?
 
 
柱を眺めてみますと…
一体何人の人が 柱を 触ったのかなぁ…
人の手の届くところから下は 朱色が はげちゃってます^^;
 

国宝が鎮座する世界最大の木造建築ですが
決して 状況がいいわけではなく…
大仏様は 真冬は ここからの隙間風に震えておられるかも…
    壁の隙間
 
それから ちょっと 珍しいところで…
大仏様の光背~♪ 後ろから見れるのも 大仏殿ならでは…
 

   
 
 
大仏殿の中には 大仏様以外にも 素敵な仏像がおられます。
今日は この人に 好奇心…
 
これは広目天さまです
素敵でしょ !
西の守り神である 広目天さまは 大仏殿の西後方におられ
しっかりと 大仏様を 守護なさっておられます。

  
     美し !
 
     なぜか 今日は この広目天さまに 釘付けでした
 
東側後方には 多聞天さまも おられるのですが これは 後日またご紹介できたらいいなぁ…
 
そんなことを思いながら 回廊出口から もう一度振り返りますと…
やっぱり 美しい 大仏殿がそこに… 
 
     東大寺金堂… これが正式名称なのです
 
  
 
こうして 久しぶりのご挨拶を終えて 回廊から外に出ますと…
かわゆぃ訪問者たちが トコトコ トコトコ…^^;
 
大仏様も きっと 微笑んで 見つめておられたでしょうね^^

2009年6月24日水曜日

唐招提寺 雨の蓮♪

 
   ……6月15日 本坊の蓮が咲きました……

そんなニュースが流れて そろそろ 見頃かなぁ~と思った今日…
早朝から 土砂降りだったのですが それも 早い回復で 天気予報では30℃になると言ってます。
窓から空を見ながら ふと思い立って 唐招提寺に出かけてみました。 

   

南大門を通り 正面の金堂を見てビックリ☆
先日の うちわまきの時は まだ フェンスで囲まれていたのですが
もう フェンスが 取り除かれ 階段も出来 灯篭も建てられて 刻々と 元の姿に戻りつつあるのでした。

    11月の落慶法要が 楽しみ たのしみ タノシミ… ! !
 
雨上がり境内は 人が少なく…
やはり 来てよかった~~ と思う静けさ…
 
    
    戒壇への小道… いいところでしょ?
 

工事中ではありますが…
この ギリシャの神殿を思わす 柱を見るたびに思い出すのは…

    大寺のまろき柱の月かげを土にふみつつものこそ思え(会津八一)

   
 
もうじき この手で 触れれるのだなと思って 遠くから写す…
エンタシスの美しき造形美… ためいきひとつ…
 

そしてこちらは 宝蔵(校倉造り)から 眺めた 大好きな景色
いつのまにか 「萩」が随分 伸びてきて
四季おりおりの シーンを 演出してくれています…



右の端にあるのは 金堂の大屋根の鴟尾
その下は 礼堂の屋根
そっか~ この季節は 萩で 見えにくくなるんだ…
そんな小さな「自分的発見」をして ちょっと ウレシ^^;
 
金堂の柱の美しさは 世界的にも有名ですが…
こちらは礼堂の柱…
見えている小道は 鑑真和上さまのおられる「御影堂」へ続く道…
 
   
 
         けっこう 素敵でしょ?
緑が美しく
この「緑色」と 古い建物の「茶色」は ほんとに 合うんですよね
心が落ち着く ことのは的「重ねの色目」…
 
レンズで覗いてますと 上の写真の右のほう… 右 ! 
   あれ? あら?
   あれは なあに?
   何か 咲いてる~ ! 
   ということで まっしぐらに 白い花の傍へ…
 
   激しい雨にうたれたせいか
   ちょっと 傷心の梔子(クチナシ)の花でした…
   あたり一面に 甘い あまい 香りが 漂ってます
 
   
 
そして 今日の お目当ての 蓮は…
蓮は どうでしょう~か ! ! !
 
やはり まだ 時期が 早かった (_ _lll)ァゥ.....
蕾が 多く… まだまだですね…
それに… 今朝の  今朝の…
雨が激しすぎて  せっかく咲いた花が しょんぼり状態でした…
 
まだまだ 蓮の長い季節が続きますので
これはこれで いいじゃないか ! とか 思い直して 眺めると…
 
そこには 素敵な 蓮ワールドが 広がってました^^;
 
   ご紹介いたしま~す !
 
蓮の蕾って 上品…
見とれてしまいました…
  


花びらに雨露が キラキラ…
きっと この蓮は 咲いたときは華やかなんだろうな…
と 想像しながら 眺める… 
でも この蕾は…
そっと 手のひらに包みたくなるような 愛らしさでしょ~

  
 

そして なんとか咲いていてくれたのが この子 ↓↓↓
 
 
せっかく咲いていてくれたので 今日は スーパーモデル待遇^^
 
雨は こんなイタズラも 見せてくれます…
こうして散った蓮の花びらを眺めてみると
中華料理のときの散蓮華(ちりれんげ)って ほんとに美しい言葉ですよね
 
蓮の葉っぱに蓮華の小舟…
もしこの小舟に乗れたら お釈迦様の御前まで 行けるのでしょうか…
なんとなく 不思議な世界があるような きもち…

   
 
そんなこと考えて ふと 目をあげると…
本坊の門の向こうに境内の深い森の緑が広がり…
手前に 蓮の美しい世界が ありました…

   
 
唐招提寺の蓮は 鉢の蓮を楽しみ
そのあと 古代蓮が咲く 戒壇脇の堀へと広がります
今年は 古代蓮に 会いたいなぁ~と 思いを繋げて帰りました…

2009年6月22日月曜日

2009年 バンビ はじめまして♪


 
東大寺大仏殿講堂跡…
すっかり 芝生も美しく夏色めいてきてました。
 
鹿のベビーラッシュの時期なのですが
生まれたてのバンビに近づくと母鹿が 人間を襲う可能性があったり
生まれたてのバンビが野犬やカラスに危害を加えられないように
鹿愛護協会の方が 出産間近の母鹿を保護します。
 
多くのバンビは鹿苑にて無事に生まれ
この7月の中頃に 奈良公園に放たれるのですが
どうしても 公園内で そっと生まれるバンビもいるようです。
 
 ママは?

講堂跡を お散歩しましたら
たまたま 公園内で生まれたバンビに 偶然出会いました。
 
多くのメジカの群れの中に1頭 チョコチョコと ついて歩いてます。

  
      鹿の子模様が美しく
 
ママと そっくり ! ! ! ! ! もう芝刈り機してます^^

 
 
今日の この子は 生まれて暫く経ってるのでしょうね
とっても しっかりしています。

  
 

講堂跡の礎石とバンビ…
 
礎石に隠れちゃいそうなくらい やっぱり小さいのね

    
 
母鹿と離れてしまうと メェーと 淋しそうな声をたてます…
すると どこからか母鹿が メェーと答えるのです
 
   
 
7月の中頃過ぎれば 
鹿苑から放たれた親子鹿の姿が
もっと あちこちで 見れるようになるでしょうね。

2009年6月21日日曜日

登録有形文化財 古梅園 ♪



旧奈良町に 素敵な墨屋さんがあります。

        ・・・・・・・「古梅園」・・・・・・・
 
小学校は電車通学だったあたしは この前を通って 近鉄奈良駅へと…
つまり… あたしの通学路… だったわけです。
 
町にある他の建物とは 少し違う・・・ タイムスリップしたかのような このお店…
子供心に 興味津々でしたね。
そおいえば… ずっと昔 かの国民的テレビドラマ「水戸黄門」の撮影も行われたことがあるとか ないとか…
近所のおばさんに聞いたことがあります^^;
 
この古梅園さんは 創業が1577年とか… 本能寺の変の・・時代です
現在は明治~昭和にかけて建てられた建物が多く残っていて 登録有形文化財に指定されてます。
 

  
   店舗部分 木造2階建 瓦葺 大正初年
 
最初の写真とあわせてごらんになられたら わかりますが
正面外壁は「黒漆喰塗り」されて 重厚な雰囲気を見せています。
 
懐かしくって 小学生の頃のように この細長い建物のまわりを ぐるっと歩いてみました。
 
 

     歴史感じる看板
 
  レールが !
 
お店の横の入り口をのぞくと レールが敷かれているので。
小学生にとっては 「家に線路がある ! ! ! !」 ですよね^^;
荷物運搬用のトロッコのためのものでしょうけど…
「ここの子になりたいなあ~~~」と思いましたね
 
   

宮内省御用の看板(梅の型 !)と・・ 右の水色のは「登録有形文化財」のかな?
 
      
      この入り口が開いたところは見たことがない。
 
しかし 竹の細工の綺麗な曲線は 素晴らしいですよ
昔の建物は さりげない場所にも 風情を感じます
 
店舗北側の路地… まっすぐいくと ゆりまつりの率川神社に…
 
主屋北塀は 喰仕上げの軒下間で立ち上げた板貼りです。

この路地 東から西を見ると ↓
 
        西から東を見ると ↓
      
        遠く正面に見える山は 春日山
 




何百年も続く墨の製法を この塀の中で続けておられる古梅園…
奈良には 登録有形文化財も 沢山あります。
今でも そこでは 生活の営みがあり 町の人々の景色の中に溶け込んでいるんですよね…
 
    

2009年6月18日木曜日

率川神社 ゆりまつりの次の日♪

幼い頃 お稚児さんに出た ゆりまつり…
去年 久しぶりに 出かけてました。
今年も 再びと思ってたのですが…
残念ながら 急用で 出かけられず…
それでも 後宮があるとのことで 出かけてみたのですが…
 
・・・・・・・・・・・・・去年の様子はこちらに→
 
夕刻から 大型紙芝居などが 行われるそうで
暫し ひっそりとした境内でした…


 
楽しみにしていた金魚すくいの屋台も すでになく…
ベビーカステラの屋台だけが 昨日の名残でした。
 
それでも ささゆりがまだ 飾られておりました。

「まだささゆりが見れるかもしれないと思ってきたんだよ」って 
大阪ナンバーの老夫婦と 飾られてるささゆりを見て
「来てよかったね~」って 笑いあって……

    
 
今年も 一日遅れではありますが
訪れさせていただいたことに感謝して…
 
   
 
幼い頃 遊んだ境内を のんびりと眺めてみたり…
去年の神前での ゆり姫の 優雅な舞を思い出したり…
 
    
 
静かな境内に 昨日の余韻が まだまだ 漂っておりました…
       
 

わぁ ! 上村松園さんと奈良八重桜♪

 
 
先日 松伯美術館を訪れたとき とても感動したあたしは 「友の会 一般会員(年間会費5,000円)」に入会しました。
一年間を通じて 何度でも 入館することが 可能なので とっても 嬉しい !
他にも色々 楽しい特典がついているので かなりお得かも~ !
その会員証が 郵送されてきました。
 
そして 今日 ちょっと三条通り界隈を歩いていて ふと入った 古本屋さんの 階段の隅のほうに一冊の本が目に留まりました。それは 先日心がときめいた上村松園画伯の本でした…
 
  
 
現代日本美人画全集全12巻 第1巻 上村松園  発行:集英社
中を見せていただくと かなり綺麗な状態で しかも 先日の「鼓の音」も収められてましたので 即決で求めました。
 
心ときめき わくわく るんるん♪ で帰宅して 収められている51作品を ゆっくりと眺めておりましたら…

         なななんと なんと なんと ! ! ! ! !
         これって ひょっとして? ひょっとして? 
         釘付けになった作品が 一点 ! ! ! !
 
         「伊勢大輔」 1930年(昭和5年)
         そして 描かれているのは 紛れもない これは ! ! !
         絶対 「奈良八重桜」だ~~~ ! ! !
 
この春 知足院の長老さまと 一緒に 眺めることの出来た あの 奈良八重桜
あのとき色々と調べて 出会った 「伊勢大輔」のお話…
ブログに載せることはなかったのですが…
 
    (本より)
 
こんなお話が…
 
時は平安の都の頃… 伊勢大輔は紫式部とともに彰子(一条天皇の嫁で、藤原道長のむすめ)に仕えておりました。
春のある日、藤原氏の氏寺の奈良の興福寺から一条天皇に八重桜が贈られました…
藤原道長は奈良から献上された八重桜を中宮・彰子に差し入れます。
受け取り役だった紫式部は「新しい方に」とその役を伊勢大輔に譲り、道長は彼女に歌を詠むよう命じます。
その時とっさに詠んだのが あの有名な
 
     いにしへの奈良の都の八重桜 けふ九重に匂ひぬるかな

この一首でした。そのできばえの素晴らしさと 伊勢大輔の美しい声に宮中がどよめいたと伝えられております。
主人である中宮・彰子も
     
     九重ににほふを見れば桜がり かさねてきたる春かとぞ思う
 
と歌を返して称賛しました。歌人・伊勢大輔の華やかなデビューとなりました。


この絵を見たとたんに 今 その歌を詠み
人々が 感嘆し 賞賛している中 
そっと 奈良八重桜を差し出す伊勢大輔の様子が
パッと 眼前に現れた気持ちになりました。
春に眺めた あの奈良八重桜の上品な愛らしさを思い出しました。

    
 
色々なことにアンテナを張り巡らしていると
どこかで こうして 繋がってくる…
この楽しさを 今日は しみじみと感じた日でした・・・

2009年6月12日金曜日

松伯美術館♪ ~音を感じて~


近鉄学園前駅から北方…大渕池の畔にある素敵な美術館です。
この美術館は上村松園・松篁・淳之三代にわたる作品を中心に展示保管されています。
また広く日本画の普及、若手作家の育成を図るため、特別展、公募展等も開催しています。
 
    

駐車場から 美術館のエントランスへの小道…
計算されたカーブが これから出会う世界へ 
ゆっくりと誘ってくれる感じなのです



玄関前の タイルのモザイク模様は
とても優しく温かい幾何学模様を織り成しています


              美術館入り口
 
   
           エントランス入ったところ
 
非常に明るく 真中に 鯉が泳ぐ池を配した庭のある 白とローズ系の色を基調にした 優しい館内です。
三人の画伯の絵が 各部屋に まとめられて
その部屋を 1階~2階へと ゆっくりと 観賞させてくださいます。
各部屋への移動中も 中庭を見下ろしたり
空を 見上げたり…
自然を感じながら 日本画の世界に 入り込んでいくようです。

  2階から見下ろす
  
      
 
建物としては 地下1階にあたる 中庭…
 
  


明るい ミュージアムショップは
とても充実した品揃えでした。
欲しい本が いっぱい !
 
 

以上 館内の様子は こんな感じでした…

そして 今回の展示テーマ
 
          「音を感じて」

 
   このポスターは 上村松篁画伯の「春雨(しゅんう)」
 
最初に 上村松園画伯のコーナーに入るのですが…
その前に 小さなテーブルがおいてあり このような説明がありました…
そして 一枚の説明パンフが一緒に 用意されてました。
  
自分が どんな音を感じることが出来るのだろうか…
視覚から音を感じ取るという この配慮に
     ・・・・・・いやぁ~ まいったなぁ~
 
期待度が 一度に 急上昇しました !
 
 
これは 案内パンフレットの写真ですが…
展示室の雰囲気を 少し 感じていただけるでしょうか…
優しい色彩の絨毯は 日本画を引き立てる素晴らしい色目かなと思いました。
******
 
最初の 松園画伯の部屋に入ったとたん…
 
そうですね~
一枚一枚の絵の前で すべて 足が 止まってしまいます。
しーんとした部屋の それぞれの絵の前に…立ちますと
絵が その向こうの世界の タイムトンネルの入り口なかもしれない…
そんなことを 感じてしまいました。 
 
三人の画伯の絵は それぞれに 素晴らしかったのですが…
あたしが 心ひかれたのは 松園画伯でした。
次の写真は 美術館の案内パンフの写真ですが
今回 2番目に展示されていた松園画伯の「鼓の音」という作品です。
 
あなたは どのような音を感じられますか?
クリック拡大して ちょっと眺めてみてくださいな^^
   
 
いかがでしたか^^
 
入り口にあった小さな説明書には…こう書かれておりました。
 
「鼓の音」
今にも鼓の冴えわたった音が聞こえてきそうな作品である。くもりのない表情で鼓を構える令嬢の姿は端正で気品にあふれ、松園が理想とする女性像が表現されている。翻った袂やこれから鼓を打とうとする右手が、画面に心地よいリズムを与えている。

大和文華館♪ 紫陽花には 少し早く…

近鉄学園前駅の南方 閑静な住宅街の中 蛙股池の畔に位置する 大和文華館に出かけてきました。
 
昭和21年5月に、当時の近鉄社長で美術館構想の発案者、種田虎雄氏を代表発起人として発足し、昭和35年10月、近畿日本鉄道株式会社の創立50周年記念事業の一つとして当時の社長佐伯勇氏によって建てられた美術館です。
収蔵品は東洋の古美術を中心に およそ二千点あり その中から常時テーマを決めて 一部が公開されています。
 
門の前は とても広い駐車場になってます
 
 
 
門の向こうには 立派な赤松が 出迎えてくれます。
ここから 緩やかな坂道を 周りの木々に 見とれながら 登っていきます

  
 
      玄関に到着
 
こちらの建物… 壁に特徴ありますでしょ?
これは とくに土蔵や城郭をイメージした海鼠壁(なまこかべ)というものだそうです。
なかなか 趣きのある どっしりとした 雰囲気…
 
入場券にも こんな感じでデザインされてます。
 
 
 
そして 現在公開されていますのは これ ↓ ↓ ↓
 
     
 
「東洋の風景画」 日本・中国・朝鮮の山水画や仏画を中心に 公開されています。

入り口にて 入館料600円を支払いますと… 
エントランスの ひんやりとした雰囲気…
和風のテイストと 両側にある 長いベンチソファに やさしさを感じます。
ちょっと 窓から 外を眺めると 海鼠壁が間近に・・ ほらっ !
 


そして いよいよ エントランスから 館内へ…
 
 
 
ほらっ 正面 わかりますか?
竹の中庭が 真中にある 展示室です…
十分な広さが 心地のいい 空間です。
そして 竹を通して 緑の光が やわらかく降り注いできます。

       
 
 
エントランスの真逆の位置にあるのが こんな空間
  ちょっと好奇心…
 
展示も ちょうど半分を 見たところ…
 
 
蛙股池と 奈良の山々の遠景
そして 池の対岸には 中野美術館があるのですよ^^
 
小さなミュージアムショップですが ポストカードが充実してました。
 
 
そして もう一つの 見所が この丘陵地帯を散策する 小道です。
 
実は そろそろ 「ササユリ」が咲いてる頃かと 楽しみにきたのですが… 残念><;
自生地は もちろん立ち入り禁止ですが 遊歩道から 眺めることができるんですよ。
 
 
そして「紫陽花の小道」と 名づけられた遊歩道を 散歩しました。
文華館の建物を 外側から 観賞しながら 自然を楽しめる 素敵な小道です。
 
ではでは ちょっと 散策を 御一緒下さいませ~
 
   
 
紫陽花は ちらほら 咲き始めた頃で ちょっと早かったかしら…
 
  
                   かたつむりも お昼寝タイムのよう…
 
 
 
 
 砂糖菓子のような 紫陽花の花々は
 満開になっても 美しいのでしょうけど…
 このくらいの 初々しい愛らしさのほうが
 あたしは 好きかもしれないなぁと 
 沢山の シャッターを押しました。
 
 
 
そして 坂道の 真中あたり… 
ちょっと 背伸びをすると 紫陽花の花の向こうに
蛙股池の さざなみを 眺めることができました。
美しかったですよ~~
 
三脚を持って来なかったことを悔いながら
てぶれしても いいや ! と 撮影したのが 次の写真です。
 
  
 
目いっぱい 望遠にして 狙ってみたのですが…
紫陽花が これから 咲き始めようというところです…
 
このほかに この小道には 松ノ木に絡みつく ノウゼンカズラがあるんです。
まるで 龍が 空に登るのかも…と 思うような…
こんな ノウゼンカズラは 珍しいかも…と思います。
 
    
 
  きっと 高い高いうえで 花が咲き乱れ…
  散策する人は 落ちてる花びらで その存在を知ることになるのかな…
  もうじきくる 花の時期が 楽しみ~
 
  のんびり 歩いてますと… 館の方が 何やらしておられます…
  そうです ここは 70種の梅が130本もあるので 有名なところ…
  梅の実の収穫をされていました^^
 
   
  
  「白梅のほうが 梅干にはいいんだよ」 
  そんなことを話してくださいました。
 
そして 小道の端には ひときわ 色の美しい アザミが 咲き乱れてます。
あたしは アザミの色が 大好きなんです^^
 
      
 
散策や スケッチを 楽しむ人も おられたり
ベンチで のんびりしておられる人も おられたり…
それぞれの花の季節に また訪れてみたい 場所になりました…
       

2009年6月6日土曜日

秘仏公開 秋篠寺 驚きの大元帥明王像♪

今日は 一年に一度の日です !
6月6日たった一日のみ 秋篠寺の大元帥明王像が 御開扉されるのです。

待ちに待ったのは 一度も この日に訪れたことがなかったから^^;
 
いつもは 秋篠の村まで 車で行ってましたが 
久しぶりに 「歴史の道」を歩いてみようと…

この道は 風情があるとか そういう道ではなくて^^;
知らないと 歩けないような… 住宅地の中を通る 細い道…

  この道って この石畳 !

すれ違うことが 困難なほどの 細い道~
ここを まっすぐ行くと 秋篠寺の 南門に突き当たるんですよ。

    

スタスタスタスタ… 住宅街の中を通り過ぎていくのです
住宅地をぬけると… また 細い石畳?の小道が…続く



       正面に ほらっ 南門が 見えてきたでしょう?
       特別な今日は 人が多いです…
       普段は地元の人しか歩かない道なんですが…

    いよいよ南門へ
 
あたしは この南門を額縁と見立てた景色が大好き…
秋篠寺は 一歩門を入ると それまでの街中の喧騒が嘘のように消えてしまいます。
 
    
 
朝10時過ぎというのに もう人が沢山見えてます。
気持ちのいい 新緑の庭を眺めながら 東門のほうへと参りました。
 
 
 
東門の近くに 香水閣があり 
その中に閼伽井という井戸があります。
秋篠窯の奥様にお聞きしたとおり
6月6日の 大元帥明王さまの特別開扉にあわせて
この井戸のお香水が 振舞われております。

  
 
大元帥明王さまとこの閼伽井の井戸は 縁があるようです。
平安前期の高僧・常暁(じょうぎょう)が閼伽井の水を見つめ、映っている自分の姿の背後に大きな忿怒像が見えたそうです。常暁はそれが何か分からないまま絵に描きとめて後年唐へ渡り国家安泰を祈る行法「大元帥法」を学んだ時、この時の忿怒像が、まさに「大元帥明王」であったことに気が付いたそうです。
お寺の方が 長いひしゃくで 霊水を汲んで下さいます。
 
     霊水がいっぱい
 
秋篠窯の奥さんの仰ってた「お湯のみ」に
霊水を入れていただき ありがたく いただきました。
癖のない まったりとした それは おいしいお水…
 
 
 ***** *****
このあと 苔の庭に ため息つきながら
大元帥明王立像に 会いに急ぎました。
 
ぅわあ~~ すごい人 !
あの 狭い道を 観光バスが2台 来てるよ !
 
大元堂に 行列が……

    
     左は本堂…
 
大元帥明王とは古代インド神話に登場する鬼神アータヴァカに由来する明王だそうです。
大元帥明王の信仰は宮中では国家鎮護のため古くから大元帥明王の秘法(大元帥法)が盛んに厳修されてきたそうです。この大元帥明王は勅許を得ざる修法、尊像の造顕奉置が禁じられた結果、奈良の秋篠寺に伝わる大元帥明王像しか残っていないと 秋篠寺の説明より…
 
どのような明王さまなのか…
心わくわくで 順番を待ちました。
 
 
 
 ネジキの花のむこうに 大元堂
 
 
      白木蓮とお堂
堂内はもちろん撮影禁止ですが
お寺の配慮で 堂の前に パネルを置いて下さいました。
 
   
   秘仏大元帥明王立像 (重文 鎌倉時代)
 
一面六臂で、これ以上は無いというほどの忿怒相。六本の腕には、三鈷杵(さんこしょ)、五鈷杵(ごこしょ)、剣、斧、如意棒を持ち、残る1本は人差し指を立てる印です。
像高229.5cmで かなり大きなものです。
 
厨子の扉が 開かれ 一人ずつ その前にて参拝させていただけます。
側にいくまでは その迫力に おどおどしていたのですが…
前に立ったとたんに 驚いてしまいました。
 
   暖かいんです
   空気が ほわ~と とても暖かいんです
   驚きました…
   これが…    気 ! ! ! !?
 
軍神とも言われる明王さまなのに とても暖かいのは 何なんだろう…
不思議な 不思議な 空気が 流れています。
 
きっと 明王さまが 大きすぎて…
大きすぎて 怖さを感じることも 出来なかったのかもしれない…
 
心がやさしく 温められて 外にでましたら
本堂前の 菩提樹に 小さな花が 咲き始めていました。

  
 
このあと 普段より にぎやかな 本堂に参拝させていただき
薬師如来さまや 伎芸天さま 十二神将の面々に見入ってひと時過ごしました。
 
拝観受付にて 本日のみの 「御朱印帳」が 出来上がっていました。
     

秋篠窯♪

秋篠寺の静かな南門を左に こんな小道が続いています。
ちょうど田植えが あちこちで終わった頃で
道脇の溝に 勢いよく水が 流れる季節……
 
小鳥の声と 水が流れる音と 木漏れ日と…
そして どこまで続くのかなぁ~と思わせる小道を少し進む…
 
 
 
あの前に見える カーブを超えたあたりに
小さな看板があって
   ・・・・・・・・・秋篠窯 (詳しいことはHP→
 
   定休日 不定期
   営業時間 9:30~日没まで
 
いいなぁ~ この感じ
何かに縛られることもなく
流れるままに 息づいてる感じがするのは あたしだけ?
 
看板の矢印のとおりに また左折して 歩いていきますと…
すぐに 右手に 「秋篠窯」が みえてきます。

  入り口
 
現在の主 二代目今西方哉(まさや)さんのお父様今西洋(ひろし)さんが昭和10年にこちらで創められたそうです。

大きなほうの煙突は 初代洋さんが昭和10年に立てた登り窯の煙突だとか…
お店におられた 方哉さんの奥様が お話してくださいました。

     
 
現在は なかなか大掛かりな登り窯に火を入れることができないそうで
隣の小さな煙突の 穴窯にて 素晴らしい絵付けされた作品を生み出されているそうです。
 
煙突の 右側に 小さなお店(展示室)が…
もみじの 新緑に包まれた 素敵な空間です

 
    もみじ新緑が美し…
 
一歩店内に入ると 大自然をテーマにされた 染付磁器の藍色の絵柄が目に飛び込んできます。

      
 
そして お父様の見出された秋篠の土に 方哉さんが考案した「翠篁釉(すいこうゆう)」という上薬を施した翡翠色の器の数々の秋篠焼……
 
とても 上品な 翡翠色の 器の数々は…
  秋篠の空間をそっと 埋めてくれているような 感じ…
    
 
とても やさしい色目の焼き物です
篠の森の 緑をすべて 写したような 翡翠色…
    
 
お話では 宮内庁にも入れておられるとか…
そして 何より嬉しかったのは 
あとの レポートでも 載せますが
秋篠寺で 6月6日 本日のみ いただける「お香水」のお湯呑を奉納されているとのこと…
 
「秋篠寺に いってらっしゃいませ
 おいしいお香水を ぜひ 秋篠焼で 頂いてみてください」
そう微笑まれた かわいい奥様に
お礼を申し上げて… お店をあとにいたしました・・・

 
 
登り窯の煙突に 煙が昇る日を 楽しみに…
素敵な ひと時を ありがとうございました。。。

2009年6月5日金曜日

唐招提寺 雨の開山忌♪ …三暁庵のお茶席…

あたしに とって 特別思い出深い御影堂に入れる日……
鑑真和上の開山忌が やってきました。 

  
 
この期間中に たった一日 藪内流の拝服席が あの「三暁庵」で設けられますので 今年こそはと 服装を整えて?やってまいりました。
 
今年は 小雨がとても風情があって 新緑も とても綺麗な日です。
 
  御影堂の前
       萩の露
 
 
   
                       御影堂入り口
 
この門を入って すぐ右手に 藪内流の燕庵を模したと言われる三暁庵があります。
小雨がますます いい雰囲気~
 
    
 
    緑が綺麗でしょう?
    袴の男性に 「こちらへ…」と案内されて 
    心が引き締まっていきます。




寄り付きから待合へと…
 

    

 
ここをくぐると お茶事の世界に 足を踏み入れます
待合では 本席を待つご婦人たちが おられました。
あたしは 点て出しのお席にしましたので
この写真の正面にあるお茶室に案内していただきました。
  
          
 
あぁ 来年は 本席にて ゆっくりと 楽しみたいなぁと思うほどの 三暁庵です。
ここからは写真は駄目ですので… 皆様のご想像に…
 
本日のお菓子は 京都の末留さんの 「水ぼたん」でした。
この季節に ぴったりの 涼しげな お菓子に 五名ほどのお席の皆さんが 微笑んでましたよ。
 
おいしいお茶を頂いて 気持ちが引き締まったあと…
いよいよ 御影堂へと 心わくわく…
 
とても美しく 清められた空間になります…
 

 
御影堂への回り廊下は くるりと回ると突然 庭がひらけます。
向こうに見える築山には 東山魁夷画伯が 眠っておられるそうです・・・
 
  
 
この角を 右にまわると…
    御影堂が 目の前に……
今年は撮影が出来ませんでしたので…
去年のものを ご紹介…

 
毎年 記念として 絵はがきを頂きます。
 
   こちら… ↓ ↓ ↓
 
    
 
この上段の間の 山の風景は
東山魁夷画伯の
「わたしは 木々の向こうの木を描きました」という言葉を心の中に繰り返しながら見つめます
 
今日は 小雨がふっていて その音が あたしを あの日にタイムスリップさせます。
どうしても この絵が見たくて 開山忌に学校をさぼって 訪れたあの日。
やはり小雨が降っていました。
廊下にて 正座し 早朝の献茶を眺めておりました。
釜の蓋を開けられたとき 湯気がふわりとあがった様子が
心のスケッチブックに 今も鮮明に 残っております。
そして 献茶も終わり みなさんが 上段の間のほうへ移動したときに
廊下に 正座されている老夫婦がおられて…
何気に そのお顔をみましたら…
東山魁夷画伯だったのです…
 
声をかけることも 何もできません。
じっと いつまでも そこに座っておられる画伯の横顔と
庭に降る雨の音が あたしの心に刻み込まれていたのです。
 
今日の雨は そんなことを思い出させてくれて
じっと 絵を眺めていると 胸がいっぱいになりました。
 
   とても・・・・
     なつかしかった・・・

このあと 御廟にて 鑑真和上さまに ご挨拶させていただき…
雨の境内を 少し 散策いたしました。
 
 
御廟の苔庭は 雨に美しく…
  
  
あたしの大好きな石の道も
雨にぬれて 上の新緑をかすかに写し
     
 
礼堂と東室の屋根に あれ???
あれは なあに???

   
 
お坊様にお聞きしますと
菖蒲とヨモギだそうです。
御廟にも 講堂にも すべてのところに 活けられていました。
 
これは 陰暦の端午の節句だからですって ! !
 
そういえば 以前 出雲の神魂神社に行ったときも 社殿の屋根に 菖蒲の束が 投げられていました。
そうか~ お節句なんですね 今日は……
 
最近 小雨の景色が大好きです。。。。
すべての音が 少し かき消されて
静かなのに 生き生きしている…
とても 美しい「時の流れ」があるんですよね
 
  戒壇脇の堀にて
 
そして たった一つ 見つけた 蓮のつぼみ…
これは 古代蓮のつぼみです…
また 蓮の季節が やってきますね…
 
     

たまには博物館の空間に 包まれて♪ ~常設展~

西玄関
 
先日まで行われていた「国宝 鑑真和上展」も無事終わり 新館は次の特別展の準備期間に入ってます。
博物館の天井の高い建物の中で のんびりと過ごしてみたくなって 歴史のある旧館での「常設展」に行ってきました。
 
この建物については 以前のブログに→
  
目の前に広がる景色が これ…
 
 
 
 興福寺の五重の塔が すぐそこにあって いいところですよ~
 
今日は 西玄関から入ることにしました。
館内の撮影は駄目ですが 玄関までならOK~ !
いつ来ても その装飾の素晴らしさに 感動します。

 
まずは概観…
何しろ 大きな建物ですから… 首が痛くなるほど見上げてます


   
      
 
階段を数段のぼり エントランスで また 感動…
天井が 高い ! そして 細部まで装飾が美しいのですよ
     
 
  エントランスの天井の装飾… 真上ですよ !
 
扉を開けて中に入ると そこはもう 展示場…
常設展は 博物館にて保管されているものが 時々入れ替えられて展示されています。
古い館内の 独特の空気に 身をおいてみる贅沢を つくづく感じますよ
 
多くの寺院などで とても保管しきれないものなどが 博物館にて大事に保管されてます。
以前 般若寺にて 「こちらでは保管できず 博物館さんにお願いしているものもあります」と聞いたことを思い出しました。
そういうものが 時々 入れ替わりで出展されますので ファンにとって この常設展は 要チェックですよね。
 
あたしは この建物の中を うろうろ歩くのが大好きで…
壁を眺めてみたり
大きな窓や 各部屋の重厚な木の扉と ルームプレート…
展示物だけでなく この建物自体の 素晴らしさに 酔いしれることができます。
ちょっと 疲れを癒したいときなんかに
館内に響く 自分のヒールの音を聞きながら過ごすのも
いいものかもしれませんよ…
 
   
   西玄関エントランスから西の空を見上げる…

樹 キササゲ美しき唐招提寺

雨の唐招提寺 舎利会開山忌です。
この時期 宝物殿前の大木「キササゲ(楸)」の華麗な白い花が満開になるんです。
 
毎年 開山忌に訪れると 必ず キササゲの傍に行くの^^
 
キササゲとは…ノウゼンカズラ科
 中国原産の落葉樹。高さ約5~15mとなる。6月頃 淡黄色で暗紫斑のある5弁のじょうご形の花を円錐花序に多数つける。果実はサヤとなり細長くササゲに似て垂下します。(唐招提寺境内説明より)


そして 今日は 雰囲気のいい雨なんです
 
宝物殿の 前庭に入りますと…
 
 
 
木が大きすぎて^^ 見上げて花の存在を気づく前に…
緑美しい芝生に散らばる 白い花に みんな 釘付けになっちゃうのですよ。
      
 
      
ここは 宝物殿の入り口が階段を少し登ったところにありますので 目線を変えて 楽しむことも出来るんですよ。



今日は お茶席がありますので 和服姿ののご婦人もチラホラ…
こうして 写してみると 木の大きさがわかりますでしょう?



雨でしっとりした境内も よろしいでしょう?



  ▲ 宝物殿の 壁を背景に…
木の下にいてますと…
ぽと ぽと・・・ ぽとぽと・・・っと 花が 舞い落ちてくるんですよ
 
そんなとき 誰しも 子供の頃に戻ったような感じになるのでしょうか…
そっと 花を手のひらにのせて じっと 眺めては…
そっと 芝生の上に 壊れないように 置くのです^^
 
  
 
 
鑑真和上の開山忌にあわせて咲くキササゲの花…
初夏の雨にうたれて美しく 舞い落ちても尚 心うばわれる花でした。
 

2009年6月3日水曜日

阿修羅のいない興福寺♪



東京では 国宝阿修羅展が ものすごい人気だそうで…

 ……仏像ブームです。……
なんてテレビのレポーターが取材してたり
ブームになっちゃったんだぁ~と 奈良の人…
 
ところで… みなさん !
阿修羅のいない興福寺国宝館が 気になりませんか?
 
先日の「鑑真和上展」で 唐招提寺の宝物殿は 普段陳列されていない文化財が出展されてましたので 好奇心旺盛な このあたくし… もちろん 興福寺も気になって 気になって… 
 
     ついに 行ってまいりました ! ! !
 
猿沢池の近くの駐車場に入れて 五十二段の階段を登りますと
随分 疲れた 観光客に見えたのでしょうか?
「人力車」のお兄さんに 「どちらまでですかぁ~?」と声を・・かけられました !

   乗りたいのですが…
 
「どこまで行かれますか?」 と言われても…
「ココに来たの^^;」
「え? お客さん 今 興福寺に阿修羅いませんよ?」
「だから来たの^^; 阿修羅のいない興福寺に」
「エーー ! マニアックですよー それー !」
と・・・
 
   マニアック まにあっく マニアック…
   いいのです ! マニアックを承知の上で来たのです^^
 
 
  
国宝館の看板 けっこう 素敵ですよね !
国宝の金剛力士像阿吽像・龍燈鬼(真中左)・天燈鬼(真中右)
看板になるだけの 仏像たちです^^
とくに 龍燈鬼は そのユーモラスな顔に 思わず釘付け間違いなし !
 
 
五重の塔を見上げながら 東金堂の前を抜けて その向こうに「国宝館」が見えてきました。
 
 
やっぱり ちょっと閑散として^^
入り口には このように 看板が…
あ~ やっぱり 阿修羅は いないのね・・・と思うw
  
 
館内は それでも旅行者が けっこうおられました。
関係者の方に尋ねますと やはり今しか見れない国宝が出てました !
 
国宝 板彫十二神将  これは三センチほどの厚みの板に 生き生きと彫られてました。
県指定 舎利厨子
国宝 千手観音像の胎内仏 とても愛らしいものでした。
 
館の方と暫し談笑…
 
 やはり 今回の展覧会が無事終わることを 願っておられました。
 また 素晴らしい情報を入手 ! !
 この秋 奈良に帰ってきた阿修羅の特別展が10/17~11/23に行われるのですが その場所が素晴らしいのです ! !
 仮金堂に 本来あるべき姿にて 阿修羅や他仏像が 配置されるそうです。
 
 おおお ! !  阿修羅は いつも 国宝館の中で ガラスケースの中に閉じ込められた 国宝でした。
 その阿修羅が 仮とはいえ 金堂の中で 公開されるとは ! !
 美術館の「それ」とは違う 阿修羅本来の姿を 見ることができると ワクワクです !
 
 絶対 秋には お出でなさいね !
 もちろん ! もちろんですよ ! !
 
 
 
いとしの 阿修羅さま…
 
これから 大宰府の皆さんにも 沢山の感動を与えてくださいね。
そして 秋に この奈良の地で 再び 会えることを 楽しみにしております。

樹 知る人ぞ知る ムクロジ♪

奈良国立博物館から春日大社参道へ抜ける小道のそばに 有名な木があります。
幹が ごつごつとして 威風堂々とした そりゃあ 立派な「ムクロジ」です。
 
久しぶりに この有名人(木)に会ってみたくて 足を延ばしました。
       これ ↓ ↓ ↓ ムクロジ
    
   樹高:15.5 m  幹周:4.58m(地上1.3m)
 
    ←春日大社の立札
 
     詳しくは これを読んでくださいな ↑
 
で 何故 このムクロジが有名かというと… ほらっ 見てください わかります?

     近づいてパチリ !
 
わかりました? そうなんです   ! ! 竹 ! !
 
      
 
以前 あたしは 何も知らずに 誰かが悪戯で 空洞のムクロジに竹を立てたのかと思ってたのです^^;
これはムクロジの幹の内部に空洞があり 孟宗竹が 生えてしまったのですよ !
 
このムクロジの近くには 奈良国立博物館の庭の竹林があるの。
どうも そこから 竹の地下茎が ぐぐぅーんと参道まで張り出していて…
ムクロジのまわりを 探してみると… あったあった ! !
 

  
    孟宗竹の芽が出てきてる !
 
ところが この芽は 鹿さんが食べちゃうので ムクロジのまわりに竹が成長することはないらしいのです。
しかし ムクロジの空洞の中の芽は ムクロジに保護?されて すくすくと伸びてしまったということらしい。
    見事でしょう?
 
この時期は 葉が茂り 花芽が伸びてきて 美しい
 
 
    花芽

ムクロジの周りをウロウロとしていると
一人の叔父さんに声かけられて…
なんと その方 「ムクロジおじさん」(勝手に命名)
 
ムクロジの話を ひとしきり教えていただき 見せてもらったのがこれ !
 
  
 
数珠にしたムクロジの種と それから真ん中が 乾燥したムクロジの実 。
この時期に 実まで 見せてもらえるなんて ラッキーだなぁ~と感激 ! !
ふと 目線より少し上の ムクロジの葉をみると
誰かの いたずら書きが のこってました…
 
     ♡  KAROLINA
 
恋が実るのだろうか・・・?
秋には落ち葉となってしまうのですけどぉ~
それとも ムクロジの実が鈴生りになるごとく・・・
だといいね ♫ 
 
   しかし流行らないことを願うばかりです…
 
 
 
   
 
奈良公園内には ほんとに不思議な木々がいっぱい存在しているようです。
ちょっとお散歩ついでに 色々な木々に会いたいなぁと 思う日となりました。

鹿 美しき 新緑の候♪

   
      興福寺 五十二段脇にて
 
本日から唐招提寺の開山忌なのですが…
ちょっと気になるところ(阿修羅のいない興福寺^^)に行ってみたら
奈良公園が 新緑で美しく…
鹿が 汚い冬毛から 見事な夏毛に変わっていました。
鹿の子模様が美しく 新緑にその毛並みの茶色がとてもマッチして ため息連発の春日大社参道~興福寺境内でした。

  

 鹿さんは 奈良公園の「芝刈り機」
 芝を食む 食む 食む・・・・・
 人の手による芝刈りは 一切行われなくても
 この美しさ ! ! !

   
    
  ベンチで 本を読む人や
    スケッチを楽しんでる人や
     居眠りしている人なんかもいるんです
 
     
          
  
 鹿にも とびっきり美しい子がいるんですよ^^;
 とっても美人の 鹿さんの瞳にドキッ !

 
    

     この子の瞳に 引き寄せられました…
     長い睫毛に・・・ ま・・まけた( > < );
     それに なんだか 賢そう^^;

  そして その向こうに もう一頭
  角が ふっくらと生えかけた 美少年 !

    
 
物怖じせず じーっと あたしを見つめてくれる
 立派な角の かっこのいい牡鹿になってね ! ! !