2008年4月22日火曜日

2008年 唐招提寺の春

    戒壇の横の道をまっすぐ 北に歩くと 醍醐井戸があります。
この藤は「玉藤」だそうです。 あたくしのイメージでは 巫女が舞を踊るときの あの鈴のような…そんな感じがしました。
満開で とてもいい香りが漂ってました。左手を見上げてると野生の藤が高い梢にからまって それもまた 春の装いに華やかさを添えてくれてました。カメラマンは 玉藤よりも その野生の藤にレンズを向けておられました

 

   普段は閉ざされている地蔵堂の門ですが ここから御影堂上段の間の西側にある「供華園」に入れます。瓊花.(ケイカ)が咲く季節には朝から自由に入れてもらえます。
 
御影堂庭にある 昭和天皇お手植えの瓊花. その築山には東山魁夷画伯の石碑が建ち分骨されているとのお話です。画伯の鑑真和上さまへの思いは ほんとに深いものなのだな~と そのお話を伺いながら思いました。

 【4月22日の瓊花】
御影堂上段の間を 藤棚から臨む
 今年の藤は いまひとつ…と 瓊花.を見に来ておられた「常連」さん?のおじさんが教えてくれました。
 この供華園には 立派な馬尾松や枇杷 こでまりなどなどが植えられていて とくに和上のために中国の樹木を植えておられるそうです。
 今ひとつと言われる 今年の藤ですが この繊細で愛らしい咲き方って 素敵じゃないでしょうか?
 
 
 まだ満開には時間がかかりそうです。黄緑色が そのうちに 純白の花びらになるのでしょうね。この日境内売店にて 瓊花.の香りがするという御香を買い求めました。庭の香りは ほんのりとしている感じ~
 
【4月30日の瓊花】  ついにほぼ満開の瓊花の花 香りがあたりに 満ち満ちてました
 
   

2008年4月10日木曜日

白木蓮の春 秋篠寺♪


2008春 秋篠の白もくれんに会いたくて (ブログを始める前の記録より…

今年は3月下旬から4月上旬に3回ほど 訪れました。



秋篠寺には 南門と東門があります
あたしは この南門が大好きです 
秋篠川が流れる道を横切り 秋篠の里の古い民家・土塀に沿って
北への緩い坂道を登っていくと 目の前に現れる この額縁は いつもホッとします。

















この南門を一歩入ると もう森の中のような錯覚に陥ります

 

バスやマイカーで訪れたときは この東門から訪れる人が多いと思いますよ
随分 お寺の印象が違うでしょう^^







有名な苔の庭 ところどころに 木漏れ日が踊ってます



ビロードのような苔の絨毯のうえに コロンコロンと団栗が…
奈良の厳しい冬を過ごして春の日差しに キラリ☆
 
 
有名な伎芸天さまがおられる本堂の前に ほら!
菩提樹の種が出来ていました。
もちろん 落ちてる種を 春の空に何度か投げてみました^^
くるくるくるっと風に舞うように 落ちるのですよ

 
そして いよいよ 白木蓮… そして本堂
拝観受付を入った右手の紅梅の時期は 少し過ぎていました。








白木蓮が 群れ飛ぶ鳥のように 秋篠の森に 舞っていました。
一番見頃の 一歩前ですが やっと この瞬間にお邪魔できたと
とても 嬉しく過ごせました。

伎芸天さま 薬師如来さま…… 
本堂の中にて 春の訪れに耳を澄ましておられたと思います