2009年7月1日水曜日

合歓の木 やさしく 荒池の畔♪



三条通りを東にまっすぐ歩きますと
春日大社の一の鳥居にぶつかって
そこを右(南)に折れてすぐ左に
鷺池への こんな小道がありまする…
 
人力車のあとを 追いかけてみたい氣もしますけど
今日の目的は そのまま南へ…
         
           ……ほんの数十メートル
 
めざすは 荒池の真中を通る この通り ↓↓↓

   
 
いつもは 車で 気持ちよく走る道ですが
今日は ひたすら 歩いてみます
 
ちょうどカーブのあのあたりの 左手に 目指す「合歓の木」が数本あるんですよ
運転席から 「あっあっ あれは ! あれは !」と 花の季節に 気になったものです。
 
   

 
荒池について…
 昔から大きな河川に恵まれなかったため
 奈良は水に乏しい土地だったとか…
 明治16(1883)年・明治19(1886)年の大干ばつで
 農家は深刻な打撃を受けたそうな…
 そこで 三条村・城戸村・杉ケ村の農家から
 ため池築造の要望が高まって 明治20年に
 この3村から築造委員が選出され 
 各農家から多額の資金を募り 大工事の末
 「荒池」が完成したそうな…
 それからは 荒池から西方の
 三条池・大森池・杉ケ池に水が送られるようになり
 以来百有余年 水不足の年にも
 安心して米作りが行われてきたそうな…
          (荒池由来の碑より)
 
こんな歴史のある「荒池」ですけど
奈良ホテルの姿を美しく映し出したり…
 


       ↑ 西を見れば松に見え隠れの奈良ホテル
 
 

そして東を見れば…  ! ! !
 
遠くうっすらとしている山が 春日山原生林(世界遺産)
その手前に 神様の宿る山 あの・・ 御蓋山(みかさやま)

  奈良…  大和を恋する人ならば きっと思うかな
 
        ここ 絶景だ ! ! ! ! ! って^^
 
この御蓋山って 遠くから見ると 存在がこのように見える日と…
春日山に紛れて まったく見えなくなってる日があるんですよ
 
見えたり 見えなかったり…
ほんと 神様がおられる山にふさわしい お山です 
 

     
 
 
景色に 感激してましたけど 池の畔の合歓の木は…
風にそよそよと その儚げな花を 揺らしてました
 
     
 
合歓の花言葉は 胸のときめき・歓喜 
ひとつの ほわんとした花に見えているけど
実は… 10~20個の小さな花が集まったものだって…
なんでも 庭木にすると 人の心の怒りを静めるって言われるとか…
漢方などにも 使われているようです
 
愛らしい花を 見ているだけで 怒りが静まるのは 納得^^
 
     
 
滅多に歩くことのない道ですが…
たまには 車を降りて 散策するのも 楽しいものですね