2009年7月28日火曜日

夏越の祓  東大寺大仏殿 解除会♪

今日は 東大寺で「夏越の祓」(なごしのはらえ)に 縁のある「解除会」(けじょえ)の法要が 午前8時から 大仏殿で行われるのです。
 
朝から 激しいく雨が降ったり 止んだり…
法要には 参列できませんでしたが 茅の輪をくぐって 夏越の祓をさせていただこうと 午前9時半頃に行きました。
 
雨ですが やはり 世界遺産の東大寺…
こんな 朝からも 人が多いのです。
 
回廊から見える 春日山は すっかり 煙っています。
晴れた日は 文句なく 素晴らしいんだけど…
雨は 一味も 二味も 変えてくれるから 大好きなのよね
 
  
 
回廊脇に 蓮の鉢が いくつも置かれ
この季節ならではの 風情の演出に 思わずカメラを…


   
 
そして 大仏殿前の この芝生が とても美しい日でした。
芝生の緑が 雨に洗われて 生き生きとしてます。
目が痛くなるほどの 美しさ… 

 
 
大仏殿に入りますと…
いつ訪れても 見上げてしまう 大仏さま~~

 完璧なお姿^^;
 
東大寺の解除会とは…
平安時代から始められ 応仁・文明の乱後一度中断してたものの 江戸時代に再興された法要だそうです。
大仏殿の前の 茅草(ちがや)で作った「茅の輪」(2mほどの大きさ)を東大寺一山の僧侶が潜り抜け、大仏様に祈願をします。法要のあと 大仏殿内にて 茅の輪が設置されます。
この茅の輪をくぐりますと 夏の疫病にかからないと言われてます。
 
8の字にくるんくるんと くぐるのがよろしいらしく
お歳を召した方が 見知らぬ人に くぐり方を教えてあげたり…
信者の方や 観光でたまたま訪れた方々
みんな 楽しそうに また 神妙な顔をして くぐっておられます。
 
 


茅の輪の わっかは 特別な空間のような…
不思議な エリアのような…
 
~みなつきの なごしのはらえを するひとは 
         ちとせのいのち のぶというなり~
 
夏越の祓えをする人は千年も寿命が延びますよという和歌を唱えながら 左にくるりん 右にくるりんとくぐりました…
 
     

  
 
今年は冷夏かもしれないとの 予報…
それでも 奈良の夏は 蒸し暑く
けっこう 厳しい気候です
どうか この夏も 無事に過ごせますように…