2009年3月25日水曜日

秋篠寺 白木蓮 ちょっと時期外したかな( > < );

  東門

去年は この時期 3日間ほど 通った 秋篠寺です


なぜかって?
      そう… 白木蓮なのです!!!

秋篠寺は 古い村の中にあり 細い道を たどりたどり 行くのですが
境内に 一歩入ると これが 別世界が広がります

いつ訪れても 息を呑むような 苔の庭が…
 
 
   

    苔の庭の中に ぽつんと 燈篭が…
 
五木寛之さんが「百寺巡礼」の中に採り上げた 秋篠寺
 
「あきしの」----。そのゆかしい言葉の響きに魅せられて、はじめて秋篠寺を訪ねた。

     こんな文章で 始まっているのです。 
     彼はこの庭を「苔の海」と表現してました。
 
伎芸天は 芸術の神様ですから 五木寛之さんのような方々は おそらくお堂の中の彼女と出会い そのまなざしの虜になられたのかもしれません…
 
そして 南門から少し入ったところ 東側に 東塔跡の「礎石」が 眠ってました。
竹林の中に ひっそりと 息づく礎石は 天平時代~平安初期のものだということですが…
そんな貴重な 東塔の礎石の間で 彷徨うように すごせるなんて
とても 不思議な感覚に 入っていきます
  
 
 
竹の美しさと まわりの苔の輝きに 光が緑色に降り注いでくるのです

そして いよいよ… 目指す 白木蓮へと…
今年は ピークを少し過ぎたようなのですが…
それでも 訪れる人たちの ため息が 漏れてきます

 

 
 
ひょっとしたら 蕾の中に 菩薩さまが おわすような…
そっと 手のひらに 包んでしまいたいような…
 


そして 堂内中央には あたしの大好きな 薬師如来さまが
「おっ! 来たか・・?」と いつものお顔で 出迎えてくださり
 
多くの芸術家や文学を好む方々から 戀慕われた伎芸天さまが
あの しなやかな立ち姿で 微笑んでおられるのです