練行衆の社参・試みの湯が無事終わり ふわぁ~っと大きな息をひとつ
久しぶりに走りましたからね
二月堂の無料休憩所にて お声明を聞きながら 熱いお茶をいただいて
ほんの少し休憩し ぼんやり外に出ますと・・・・
あれ? あら?
なにやら 楽しげな それでいて 独特の雰囲気の漂う集団が・・・・
今年初めて お水取りに近づこうと思うあたしは すべての行事が把握できてませんでした><;
これが・・ これが あの「注連縄撒き」なんですね!!!
湯屋の表で練行衆を見守っておられた童子さんたちが主役なんですよ
二月堂の北側に「遠敷(おにゅう)神社」南側に「飯道(いいみち)神社」があります
別火坊で作られた注連縄を束ねて輪にした「輪注連」を神社に供えて堂童子がお祓いした後、神社の石段の上から撒き、下で待つ童子が争うようにこれを受取るのです。
それがね そりゃあ 楽しそうなんですよ!
遠敷神社での注連縄撒きは あたしが動揺? してたので
写真が・・・ 撮れませんでした~^^;
気持ちだけ 一枚・・ ほらっ 堂童子さん 楽しそうでしょう?
二月堂の後ろを通って 飯道神社に…
もちろん 後ろから トコトコ 着いていきました^^
そして いよいよ… 下で待つ童子さんに 撒かれます♪
こっちこっちー! おーい!
和気藹々の 楽しい空気がいっぱい!
1258年も続く厳しい行なのですが こんなホワンとしたシーンもあるのですね
「万が一 受け損なった注連縄は塵として処理されるんだよ」と
お隣におられた方が 教えて下さった・・・
でもね 童子さんたちは 見事に キャッチされます^^
じっと見ますと 縄に紙垂(しで)と樒(しきみ)が挟み込まれてあります
この輪注連縄は修二会の期間中、二月堂周辺や参籠する練行衆の自坊、行にかかわる方たちの家の門口に掛けられます。
そして 結界をはり 清浄な場所とし期間中 保ち続けるのだそうです。
考えてみれば 神道の紙垂と仏教の樒が ひとつの注連縄に存在することが 古くから「神社」と「寺」のかかわりを表しているように思えます。
お水取りの奥深さをこんな場面でも 感じ取ることができるのですよね
このあと 気づくと…
社参のときには まだ飾られてなかった注連縄の数々…
二月堂裏参道の 高僧のおられます「中性院」の門にも
二月堂周辺だけでも こんなに清浄を保たれる場所が見つかりました。