東大寺二月堂裏参道は いつ来ても 素敵
今日 ちょっと 楽しみなのが 食堂(じきどう)にある 鬼子母神さま
その前に 柘榴が 何本も植えられていて
赤い花が どうかな… もう時期が遅いかも…
鬼子母神と柘榴には 深いお話があります
鬼子母神には とっても可愛い子供が500人もいたそうな
子煩悩な鬼子母神は子供たちをとても可愛がっていたそうな
ところが ところが 鬼子母神の食事とは…
人間の子供を捕らえては食べていたという。。。
困り果てた人間たちが お釈迦様に相談したのは言うまでもない
お釈迦様は 鬼子母神が一番可愛がってた末っ子を隠してしまわれた。
鬼子母神は形相を変えて あちこちと子供を探し回ったが
見つけることは出来なかったそうな
そして鬼子母神は ついにお釈迦様に相談したそうな
お釈迦様は…
500人の子供がいても たった一人を失くしただけで
そんなに辛いものならば わずか数人しかいない子供を
お前に奪われた人間達の 悲しみ苦しみがどのようなものか
わかるであろう…と 子供を失うことの苦しみを悟らせて
隠していた子供を返されたそうな
それ以来 鬼子母神は人肉を食べないと誓い 仏教に帰依し
お釈迦様は 人間のかわりに柘榴を食べるように諭されたとさ。
もうほとんどが 実になってたけれど
赤い花が 少し 残ってました
鬼子母神は 子授け・安産・子育ての神様となり 多くの信仰を集めてます
この二月堂舞台下の 鬼子母神さまにも 参拝の方が絶えません
柘榴は人肉の…と言われますが それは後からの話で
もともとは 果実の中に小さな実が沢山あり
子孫繁栄の果物といわれるそう…
梅雨の空が 一瞬青く輝いたとき
柘榴の木に囲まれた 鬼子母神さま
今年も沢山 実って よかったですね^^