三条通りを東にまっすぐ歩きますと
春日大社の一の鳥居にぶつかって
そこを右(南)に折れてすぐ左に
鷺池への こんな小道がありまする…
人力車のあとを 追いかけてみたい氣もしますけど
今日の目的は そのまま南へ…
……ほんの数十メートル
めざすは 荒池の真中を通る この通り ↓↓↓
いつもは 車で 気持ちよく走る道ですが
今日は ひたすら 歩いてみます
ちょうどカーブのあのあたりの 左手に 目指す「合歓の木」が数本あるんですよ
運転席から 「あっあっ あれは ! あれは !」と 花の季節に 気になったものです。
荒池について…
昔から大きな河川に恵まれなかったため
奈良は水に乏しい土地だったとか…
明治16(1883)年・明治19(1886)年の大干ばつで
農家は深刻な打撃を受けたそうな…
そこで 三条村・城戸村・杉ケ村の農家から
ため池築造の要望が高まって 明治20年に
この3村から築造委員が選出され
各農家から多額の資金を募り 大工事の末
「荒池」が完成したそうな…
それからは 荒池から西方の
三条池・大森池・杉ケ池に水が送られるようになり
以来百有余年 水不足の年にも
安心して米作りが行われてきたそうな…
(荒池由来の碑より)
こんな歴史のある「荒池」ですけど
奈良ホテルの姿を美しく映し出したり…
↑ 西を見れば松に見え隠れの奈良ホテル
そして東を見れば… ! ! !
遠くうっすらとしている山が 春日山原生林(世界遺産)
その手前に 神様の宿る山 あの・・ 御蓋山(みかさやま)
奈良… 大和を恋する人ならば きっと思うかな
ここ 絶景だ ! ! ! ! ! って^^
この御蓋山って 遠くから見ると 存在がこのように見える日と…
春日山に紛れて まったく見えなくなってる日があるんですよ
見えたり 見えなかったり…
ほんと 神様がおられる山にふさわしい お山です
景色に 感激してましたけど 池の畔の合歓の木は…
風にそよそよと その儚げな花を 揺らしてました
合歓の花言葉は 胸のときめき・歓喜
ひとつの ほわんとした花に見えているけど
実は… 10~20個の小さな花が集まったものだって…
なんでも 庭木にすると 人の心の怒りを静めるって言われるとか…
漢方などにも 使われているようです
愛らしい花を 見ているだけで 怒りが静まるのは 納得^^