2008年10月4日土曜日

秘仏 吉祥天女像(浄瑠璃寺)

京都府南部 木津川市 のどかな田んぼの中を 走っていくと浄瑠璃寺に到着します。
 


今年のこの景色に一つ足りないものは 彼岸花の朱赤です
例年 稲の黄金色と あぜ道に咲き乱れる彼岸花の燃える赤とが まことに美しいところです。


浄瑠璃寺のバス停前から山門への道 採れたての野菜の無人スタンドもあって いいところ♪


【山門が見えてきました】    【山門内から参道の額縁】

「浄瑠璃寺」別名「九体寺」と言われる所以の九体の阿弥陀如来像(国宝:藤原時代)が祭られている阿弥陀堂(国宝:藤原時代)
すこぉし紅葉が色づき始め 宝池の畔のススキ・コスモスも美しいです。
阿弥陀堂内 中尊の阿弥陀さまの左側に 今日お会いする秘仏・吉祥天女像さまの御厨子が置かれてました。
この石燈篭は三重塔の階段下のもの。 対岸の阿弥陀堂前の燈籠とともに重文で南北朝時代のもの。
写真の燈籠は 貞治5年の年号銘があるそうです。

【三重塔(国宝・藤原時代】
宝池を挟んで 阿弥陀堂が真西ならば 向かい側「東」の位置に三重塔があります。
栞より:平安末の治承2年、京都一条大宮から移されてきたもの。現在は東方本尊の秘仏・薬師如来像が納められています。
     九体阿弥陀さまより60年前に造顕された この寺はじめてのご本尊。(毎月8日・彼岸中日・正月3ヶ日・他だし好天のみ)
栞より
阿弥陀堂内
【秘仏】大日如来像・吉祥天女像・薬師如来像
10代の頃より この吉祥天さまには 何度かお会いしてました。御厨子の絵は復元模写されたものだそうです。
久しぶりにお会いしましたが とても優雅で ふくよかで ため息が出るばかりです。

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