2008年10月29日水曜日

宝蔵 校倉造りに迫る♪

                           唐招提寺

  
【宝蔵】国宝

唐招提寺にも 東大寺の正倉院のような校倉造りの「蔵」が2棟 仲良く並んであるんです
北の少し大きい方が「宝蔵」 南側が「経蔵」。経蔵は東大寺の正倉院よりも数十年古い建物だって。どちらも国宝!凄いですよね。
今回は「宝蔵」の一層内に入れるということで そりゃもう 楽しみに出かけました
先日「正倉院展」に出かけてますから この好奇心は 凄いものでした~!


【ポスター】          【今回の案内状】

入場料無料で 靴を脱いで そろそろとスロープを上がり 一層目の中へ…
中は 扉が開けられてますので 比較的明るいです。
正面真ん中にと左右壁に沿って硝子のケースが設置され 中に色々と納められてました。

 <展示宝物>
 1.木製黒漆塗蒔絵唐櫃
 2.脇机
 3.鑑真大和上御袈裟入蒔絵箱 
等等 5代将軍綱吉さまの御母堂 桂昌院さまが寄贈されたもので 葵の御紋の素晴らしいものでした。
一層目に 立ち目線をあげますと 二層目の棚が見渡せます。二層目の床は「コの字」になっていて普段は真ん中に階段が取り付けられているそうです。(今日は外されてました。)
二層目の棚には 色々なものが 整然と並んでいました。そして 右手上を眺めますと 三層目 屋根裏となっておりました。
屋根は 木が組まれ土が見えておりました。(現在 三層目には何も保管されていないそうです)
一層目の奥の壁は 校倉の校木の壁です。コーナーを覗きますと 組まれている校木の隙間が ちゃんと開いてて 外の光が 等間隔に洩れてきてました。 校木の幅は 私の右手の平の親指~小指の先より1cmほど広い感じ たぶん20~21cmくらいでしょうか。
建物に触れてはいけないので 目分量で測ってみました^^


    ひさし内側を写真で

 【ねずみ返し】
   

   

 校木は三角形を大面取した六角形の断面をしているでしょ!
 この隙間から 光が中に洩れていました。

【宝蔵 瓦色々】
  

瓦はすべて天平時代のものに倣って新造されたそうです。この鬼瓦は宝蔵の地下から発掘された珍しい形式のもので、類品は東室の下からも発見されているのだとか…
綺麗で繊細な鬼瓦ですよね~
  

宝蔵脇から 金堂(写真左)と講堂(写真右)の屋根を 東室越しに 臨む


  
  宝蔵の床下円柱の間から 秋こぼれる…


■国宝 経蔵
こちらは 東大寺正倉院よりも数十年古い蔵だそうです!

 




    【ねずみ返し 階段 鬼瓦】

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