2008年10月21日火曜日

興福寺国宝特別公開2008(東金堂編)


興福寺国宝特別公開の中に東金堂も含まれてました。
こちらは普段でも拝観可能です。
もちろん建物自体 国宝なんですよ。
もともと神亀三年(726)に聖武天皇により建立され 薬師三尊を安置するお堂で 6度の焼失後、応永22年(1415)再建されたものです。
  
 【若草山を遠くに国宝東金堂の屋根】
若草山の山焼きの日 きっと美しいんだろうなぁ~と思いを馳せる・・・
 
  【東金堂内部 栞より】
お堂の中は 大きな台に ずらりと並んだ 国宝仏像・重文仏像……
銅造薬師三尊像(重文)・木造維摩居士(ゆいまこじ)坐像(国宝)・木造文殊菩薩坐像(国宝)・木造四天王立像(国宝)・木造十二神将立像(国宝) これらの仏像がお出迎えくださります。
 
建物にちょっと 目を向けてみました。
 
 
堂の前一間が「吹き放し」になってます。傍に近づけば近づくほど 不思議と親近感がもてる建物です。
両脇に腰掛ける台が設置されており みなさん 南円堂さんの遠景を眺めてひとやすみ ひとやすみ・・・
 ←天井
扉を観察してみました。
 
 
 

東金堂の南側には五重の塔があります。見上げるとこんな感じ…
 
 
 
興福寺の境内は 境界がなく奈良公園の一部のように思ってます。
多くの人がその前を散歩したり 観光客がガイドブックを眺めながら通ったり
また西国33ヶ所めぐりの方々が 南円堂さんへと通り過ぎたりします。
そんな身近なところ 東金堂の格子窓から 国宝の仏さまが じっと人々を眺めておられたのだなあ~
奈良って 自分たちの生活の接点にこのような場所がいっぱいあるんだなあと つくづく思いました。

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