2009年6月24日水曜日

唐招提寺 雨の蓮♪

 
   ……6月15日 本坊の蓮が咲きました……

そんなニュースが流れて そろそろ 見頃かなぁ~と思った今日…
早朝から 土砂降りだったのですが それも 早い回復で 天気予報では30℃になると言ってます。
窓から空を見ながら ふと思い立って 唐招提寺に出かけてみました。 

   

南大門を通り 正面の金堂を見てビックリ☆
先日の うちわまきの時は まだ フェンスで囲まれていたのですが
もう フェンスが 取り除かれ 階段も出来 灯篭も建てられて 刻々と 元の姿に戻りつつあるのでした。

    11月の落慶法要が 楽しみ たのしみ タノシミ… ! !
 
雨上がり境内は 人が少なく…
やはり 来てよかった~~ と思う静けさ…
 
    
    戒壇への小道… いいところでしょ?
 

工事中ではありますが…
この ギリシャの神殿を思わす 柱を見るたびに思い出すのは…

    大寺のまろき柱の月かげを土にふみつつものこそ思え(会津八一)

   
 
もうじき この手で 触れれるのだなと思って 遠くから写す…
エンタシスの美しき造形美… ためいきひとつ…
 

そしてこちらは 宝蔵(校倉造り)から 眺めた 大好きな景色
いつのまにか 「萩」が随分 伸びてきて
四季おりおりの シーンを 演出してくれています…



右の端にあるのは 金堂の大屋根の鴟尾
その下は 礼堂の屋根
そっか~ この季節は 萩で 見えにくくなるんだ…
そんな小さな「自分的発見」をして ちょっと ウレシ^^;
 
金堂の柱の美しさは 世界的にも有名ですが…
こちらは礼堂の柱…
見えている小道は 鑑真和上さまのおられる「御影堂」へ続く道…
 
   
 
         けっこう 素敵でしょ?
緑が美しく
この「緑色」と 古い建物の「茶色」は ほんとに 合うんですよね
心が落ち着く ことのは的「重ねの色目」…
 
レンズで覗いてますと 上の写真の右のほう… 右 ! 
   あれ? あら?
   あれは なあに?
   何か 咲いてる~ ! 
   ということで まっしぐらに 白い花の傍へ…
 
   激しい雨にうたれたせいか
   ちょっと 傷心の梔子(クチナシ)の花でした…
   あたり一面に 甘い あまい 香りが 漂ってます
 
   
 
そして 今日の お目当ての 蓮は…
蓮は どうでしょう~か ! ! !
 
やはり まだ 時期が 早かった (_ _lll)ァゥ.....
蕾が 多く… まだまだですね…
それに… 今朝の  今朝の…
雨が激しすぎて  せっかく咲いた花が しょんぼり状態でした…
 
まだまだ 蓮の長い季節が続きますので
これはこれで いいじゃないか ! とか 思い直して 眺めると…
 
そこには 素敵な 蓮ワールドが 広がってました^^;
 
   ご紹介いたしま~す !
 
蓮の蕾って 上品…
見とれてしまいました…
  


花びらに雨露が キラキラ…
きっと この蓮は 咲いたときは華やかなんだろうな…
と 想像しながら 眺める… 
でも この蕾は…
そっと 手のひらに包みたくなるような 愛らしさでしょ~

  
 

そして なんとか咲いていてくれたのが この子 ↓↓↓
 
 
せっかく咲いていてくれたので 今日は スーパーモデル待遇^^
 
雨は こんなイタズラも 見せてくれます…
こうして散った蓮の花びらを眺めてみると
中華料理のときの散蓮華(ちりれんげ)って ほんとに美しい言葉ですよね
 
蓮の葉っぱに蓮華の小舟…
もしこの小舟に乗れたら お釈迦様の御前まで 行けるのでしょうか…
なんとなく 不思議な世界があるような きもち…

   
 
そんなこと考えて ふと 目をあげると…
本坊の門の向こうに境内の深い森の緑が広がり…
手前に 蓮の美しい世界が ありました…

   
 
唐招提寺の蓮は 鉢の蓮を楽しみ
そのあと 古代蓮が咲く 戒壇脇の堀へと広がります
今年は 古代蓮に 会いたいなぁ~と 思いを繋げて帰りました…