2009年6月6日土曜日

秋篠窯♪

秋篠寺の静かな南門を左に こんな小道が続いています。
ちょうど田植えが あちこちで終わった頃で
道脇の溝に 勢いよく水が 流れる季節……
 
小鳥の声と 水が流れる音と 木漏れ日と…
そして どこまで続くのかなぁ~と思わせる小道を少し進む…
 
 
 
あの前に見える カーブを超えたあたりに
小さな看板があって
   ・・・・・・・・・秋篠窯 (詳しいことはHP→
 
   定休日 不定期
   営業時間 9:30~日没まで
 
いいなぁ~ この感じ
何かに縛られることもなく
流れるままに 息づいてる感じがするのは あたしだけ?
 
看板の矢印のとおりに また左折して 歩いていきますと…
すぐに 右手に 「秋篠窯」が みえてきます。

  入り口
 
現在の主 二代目今西方哉(まさや)さんのお父様今西洋(ひろし)さんが昭和10年にこちらで創められたそうです。

大きなほうの煙突は 初代洋さんが昭和10年に立てた登り窯の煙突だとか…
お店におられた 方哉さんの奥様が お話してくださいました。

     
 
現在は なかなか大掛かりな登り窯に火を入れることができないそうで
隣の小さな煙突の 穴窯にて 素晴らしい絵付けされた作品を生み出されているそうです。
 
煙突の 右側に 小さなお店(展示室)が…
もみじの 新緑に包まれた 素敵な空間です

 
    もみじ新緑が美し…
 
一歩店内に入ると 大自然をテーマにされた 染付磁器の藍色の絵柄が目に飛び込んできます。

      
 
そして お父様の見出された秋篠の土に 方哉さんが考案した「翠篁釉(すいこうゆう)」という上薬を施した翡翠色の器の数々の秋篠焼……
 
とても 上品な 翡翠色の 器の数々は…
  秋篠の空間をそっと 埋めてくれているような 感じ…
    
 
とても やさしい色目の焼き物です
篠の森の 緑をすべて 写したような 翡翠色…
    
 
お話では 宮内庁にも入れておられるとか…
そして 何より嬉しかったのは 
あとの レポートでも 載せますが
秋篠寺で 6月6日 本日のみ いただける「お香水」のお湯呑を奉納されているとのこと…
 
「秋篠寺に いってらっしゃいませ
 おいしいお香水を ぜひ 秋篠焼で 頂いてみてください」
そう微笑まれた かわいい奥様に
お礼を申し上げて… お店をあとにいたしました・・・

 
 
登り窯の煙突に 煙が昇る日を 楽しみに…
素敵な ひと時を ありがとうございました。。。