2009年6月29日月曜日

唐招提寺 10年ぶりの天平の景色♪

  

2000年から10年間を目安に始まった 国宝金堂の解体復元大修理…
調査→解体→発掘→組み立て・・・・・・→落慶法要
 
永遠に続くのかしら…
いつになったら 金堂のまわりの フェンスがとれるのだろうか…
その日が来るのかしら…
フェンスがあることが 当たり前になってきてた此の頃…
 
24日 蓮を見に 訪れたときも 真っ赤なコーンで立ち入り禁止のエリアが指定されていた。
 
だけど ! !  だけど 今日は ちがったのです ! !
 
いつもの拝観受付のおじさんが 
  「知ってたの? 今朝から柵がとられて 傍までいけるようになったんだよ」
  「エーーー?? 柵? とれた?? エーー ! !」
 
と そのような驚きで 南大門から 覗くと !
 
・・・・・わぁ~ 何年経ったんだろぉ~
      
               10年だよ・・・・・・・・
 
 ふと思って もう一度 蓮を見に来たのに
 こんな サプライズがあったとは…… ! ! !

久しぶりに 障害物なしの 金堂のまわりを
 
  くるくる  くるくる  トコトコ トコトコ してみる…
 


金堂の庇の下に近づけるなんて… 感動 !
そにしても 見事に解体復元されてます…
 
  有名なエンタシス… いやあ~ 美しいわぁ~

  
 
現存する平城京唯一の建物の講堂を向こうに眺める景色…
      ↓↓↓
   
 
講堂より 鼓楼と金堂を臨む… やっと以前の景色復活♪
 
   
 
すると… あれ? あらら?
   金堂裏の 小さな扉が…^^;
 
 大きな扉を開けなくてもいいような仕組みなのでしょうけど
 あたし的には 「秘密の入り口」みたいな気持ちにw
 
 
そして 水も とぉとぉとあふれ出し… 
           すべてが 元どおりに…
 
 
  
 
金堂の建物も それから 外溝も 工事はすっかり終わったそうです…
すると 工事担当者のお一人が 一生懸命 壇の拭き掃除をしておられました。
 
 
   
 
         なんだか 心がほわっとするような…
         優しく 丁寧に 磨いておられました…
 
   
 
10年という歳月をかけて 解体修理→復元という 前代未聞の大修理終了まで あと僅かです…
 
     ・・・・・
 
多くの 写真を趣味としたり写真を生業となさっている方々が 入江泰吉先生の 唐招提寺の作品に心を奪われたことと思いますが この7月4日から 入江泰吉記念奈良市写真美術館にて特別展が始まります。
 
    唐招提寺金堂平成大修理記念
       入江泰吉 唐招提寺→
 
有名な作品「金堂列柱」のポスターを境内にて発見し 
目の前にその「列柱」があり 感慨もひとしお…
   
 
やはり 入江先生 すごいわぁ~ !
唐招提寺の空気や におい 光 風 
そして 長く伝わる歴史の大河のような時の流れ…
この作品の中に 閉じ込められてるような氣がしてなりません
  
 あたし? そうですね だからね・・・
          列柱の撮影は ちょっと諦めて^^;
 
     こんな感じで…   申し訳ない><;