昭和21年5月に、当時の近鉄社長で美術館構想の発案者、種田虎雄氏を代表発起人として発足し、昭和35年10月、近畿日本鉄道株式会社の創立50周年記念事業の一つとして当時の社長佐伯勇氏によって建てられた美術館です。
収蔵品は東洋の古美術を中心に およそ二千点あり その中から常時テーマを決めて 一部が公開されています。
門の前は とても広い駐車場になってます
門の向こうには 立派な赤松が 出迎えてくれます。
ここから 緩やかな坂道を 周りの木々に 見とれながら 登っていきます
玄関に到着
こちらの建物… 壁に特徴ありますでしょ?
これは とくに土蔵や城郭をイメージした海鼠壁(なまこかべ)というものだそうです。
なかなか 趣きのある どっしりとした 雰囲気…
入場券にも こんな感じでデザインされてます。
そして 現在公開されていますのは これ ↓ ↓ ↓
「東洋の風景画」 日本・中国・朝鮮の山水画や仏画を中心に 公開されています。
入り口にて 入館料600円を支払いますと…
エントランスの ひんやりとした雰囲気…
和風のテイストと 両側にある 長いベンチソファに やさしさを感じます。
ちょっと 窓から 外を眺めると 海鼠壁が間近に・・ ほらっ !
そして いよいよ エントランスから 館内へ…
ほらっ 正面 わかりますか?
竹の中庭が 真中にある 展示室です…
十分な広さが 心地のいい 空間です。
そして 竹を通して 緑の光が やわらかく降り注いできます。
エントランスの真逆の位置にあるのが こんな空間
展示も ちょうど半分を 見たところ…
蛙股池と 奈良の山々の遠景
そして 池の対岸には 中野美術館があるのですよ^^
小さなミュージアムショップですが ポストカードが充実してました。
そして もう一つの 見所が この丘陵地帯を散策する 小道です。
実は そろそろ 「ササユリ」が咲いてる頃かと 楽しみにきたのですが… 残念><;
自生地は もちろん立ち入り禁止ですが 遊歩道から 眺めることができるんですよ。
そして「紫陽花の小道」と 名づけられた遊歩道を 散歩しました。
文華館の建物を 外側から 観賞しながら 自然を楽しめる 素敵な小道です。
ではでは ちょっと 散策を 御一緒下さいませ~
紫陽花は ちらほら 咲き始めた頃で ちょっと早かったかしら…
かたつむりも お昼寝タイムのよう…
砂糖菓子のような 紫陽花の花々は
満開になっても 美しいのでしょうけど…
このくらいの 初々しい愛らしさのほうが
あたしは 好きかもしれないなぁと
沢山の シャッターを押しました。
そして 坂道の 真中あたり…
ちょっと 背伸びをすると 紫陽花の花の向こうに
蛙股池の さざなみを 眺めることができました。
美しかったですよ~~
三脚を持って来なかったことを悔いながら
てぶれしても いいや ! と 撮影したのが 次の写真です。
目いっぱい 望遠にして 狙ってみたのですが…
紫陽花が これから 咲き始めようというところです…
このほかに この小道には 松ノ木に絡みつく ノウゼンカズラがあるんです。
まるで 龍が 空に登るのかも…と 思うような…
こんな ノウゼンカズラは 珍しいかも…と思います。
きっと 高い高いうえで 花が咲き乱れ…
散策する人は 落ちてる花びらで その存在を知ることになるのかな…
もうじきくる 花の時期が 楽しみ~
のんびり 歩いてますと… 館の方が 何やらしておられます…
そうです ここは 70種の梅が130本もあるので 有名なところ…
梅の実の収穫をされていました^^
「白梅のほうが 梅干にはいいんだよ」
そんなことを話してくださいました。
そして 小道の端には ひときわ 色の美しい アザミが 咲き乱れてます。
あたしは アザミの色が 大好きなんです^^