2009年3月30日月曜日

春爛漫♪ 土筆のお菓子(浄瑠璃寺近く)

    山門

春先の浄瑠璃寺
吉祥庵で おいしいお蕎麦を頂いたあとですから
ごっきげ~ん♪ で 久々に境内散策することにしました。
 
  
三重の塔と本堂は 池を挟んで位置してます
 
  

東大寺境内では 白い馬酔木を 見かけましたが
こちらは 薄紅色の 愛らしい花♪
 
ちょうど 春の秘仏公開で 本堂では「吉祥天女像」の御扉が 開いております…

****

山門の近くに お食事処があるのですが
「庭に花が咲き乱れてます… どうぞご自由にお入りください」との貼り紙に誘われて 迷い込んだ「お庭」……

 
 
さまざまな種類の木々が 一度に咲き乱れる庭… 
黄色い花は サンシュウユとアオモジです
 
   
  
 
そんな「お庭」を ゆっくりと散策してますと
氣になる貼り紙が…

 
 
 土筆のおかし…
 もちろん 好奇心は むくむくむく!
 ということで もちろん 買い求めました^^;
 
お店の方にお尋ねしますと
砂糖で煮詰めたとのことです^^;
 
つくしのほろ苦さが お砂糖の甘さに包まれて
とても上品なものです。
それに 色が美しい…
つくしの柄の ほんのりピンクに 
胞子の部分の薄黄緑色
春の精のシロップ漬けとでも名づけましょうか…
 
奈良の桜もそろそろ咲き始め
今週末から来週は とても美しい日々になりそうです…

そば処 吉祥庵 -当尾の里 -


当尾(とおの)の里は 石仏の宝庫で岩船寺や浄瑠璃寺があります。
 
浄瑠璃寺の山門前に 見落とすような場所に
その そば処が あるのです~
 
吉祥庵という名前は ひょっとしたら 今公開中の秘仏「吉祥天女像」からかな~と 勝手な想像^^
 
「定休日が 定まっていない」というので 朝から電話確認^^
「はーい 今日は 11時から あけてますよ~」との返事に 
「予約☆」とった!w

これで安心して 訪れることが出来る… と 一路当尾の里へ ドライブと洒落込みました♪

●吉祥庵のHP→
 
こちらの店主さんは 陶芸家だそうです
 
  敷地に作られた「窯」
 
お店に入る前に お庭に まず ためいき…
苔が きらきら 輝いていたり
店主さんの作品と 当尾の山に咲く花たち
お茶室への結界の石が置かれていたり…
 
なぜか 景色に とけ込んでる 猫ちゃんがいたり…
   ………のどかでしょお~
 
 
 
ということで 庭で わぁわぁするのは このぐらいにして…
築120年以上という奈良の古民家を譲り受けた建物の中へと…
 
タイムスリップする入り口です ↓
 
入り口のガラスは 懐かしい感じなの
 
     
 
レースのカーテン越の光もいいけど… 
こんなガラスを通す光は 外と内を 優しく同化させてくれる感じ…
 

入り口に活けられた椿

入ったところの土間には テーブルが2つ…
 
  
     6人掛けと…4人掛けと…
 
 
     やわらかい光に包まれる店内…
 
そして土間の向こうにあるのは お茶室… こちらにもお席がひとつ用意されてます
 
さきほどの 庭の結界の石の先は 
こちらのにじり口へと続いていたようです
 
 
 
水屋にあたるところに 店主さんの作品がいろいろ…
 
 
 
今日のメニューは こちらです…
かわいい 手の平に 乗るくらいのサイズ
 
 
ということで! お待たせしました^^!
 
本日の注文は
 ① とろろそば
 ② 桜えびかきあげ
 ③ ニシン甘露煮  です!
陶芸家の店主さんの 手打ちそばを 待つ間
熱いお茶に ほっこりとして
やわらかい明るさに包まれた 広くないけど
あちこち 心・手入れの行き届いてる店内に
満足度が 上昇中!!!
 
 
 
  ニシンはもちろん とてもおいしかったですよ
  このお皿の ぽてっとした厚み… 大好きです^^
 
  そして 以前頂いて 大ファンになった 桜えびのかきあげ♪
  お塩で頂いてもよろしいし
  お蕎麦と一緒に頂いても よろしいし
  そばつゆ頂くときに 入れてもよろしいし
 
 
 
   
 
 サクサクッとした 食感と 海の香りがひろがる とてもうれしい一品です
 
そして きました! とろろそば…
 
 
 とろろの入ったおつゆも とても やさしげ^^;
 とても冷たく冷やされた器が これまた うれし!
 
  
喉越しの さわやかさが 
当尾の里 散策の ちょっとした疲れを
癒してくれます
 
写真撮影おしまい!!
 
ここからは 一気に いただきました^^
んー 満足です!
やっぱり 予約してきて よかったなぁと つくづく♪

2009年3月25日水曜日

秋篠寺 白木蓮 ちょっと時期外したかな( > < );

  東門

去年は この時期 3日間ほど 通った 秋篠寺です


なぜかって?
      そう… 白木蓮なのです!!!

秋篠寺は 古い村の中にあり 細い道を たどりたどり 行くのですが
境内に 一歩入ると これが 別世界が広がります

いつ訪れても 息を呑むような 苔の庭が…
 
 
   

    苔の庭の中に ぽつんと 燈篭が…
 
五木寛之さんが「百寺巡礼」の中に採り上げた 秋篠寺
 
「あきしの」----。そのゆかしい言葉の響きに魅せられて、はじめて秋篠寺を訪ねた。

     こんな文章で 始まっているのです。 
     彼はこの庭を「苔の海」と表現してました。
 
伎芸天は 芸術の神様ですから 五木寛之さんのような方々は おそらくお堂の中の彼女と出会い そのまなざしの虜になられたのかもしれません…
 
そして 南門から少し入ったところ 東側に 東塔跡の「礎石」が 眠ってました。
竹林の中に ひっそりと 息づく礎石は 天平時代~平安初期のものだということですが…
そんな貴重な 東塔の礎石の間で 彷徨うように すごせるなんて
とても 不思議な感覚に 入っていきます
  
 
 
竹の美しさと まわりの苔の輝きに 光が緑色に降り注いでくるのです

そして いよいよ… 目指す 白木蓮へと…
今年は ピークを少し過ぎたようなのですが…
それでも 訪れる人たちの ため息が 漏れてきます

 

 
 
ひょっとしたら 蕾の中に 菩薩さまが おわすような…
そっと 手のひらに 包んでしまいたいような…
 


そして 堂内中央には あたしの大好きな 薬師如来さまが
「おっ! 来たか・・?」と いつものお顔で 出迎えてくださり
 
多くの芸術家や文学を好む方々から 戀慕われた伎芸天さまが
あの しなやかな立ち姿で 微笑んでおられるのです
   

2009年3月23日月曜日

氷室神社 樹齢400年 枝垂れ桜♪

    
 
奈良で一番最初に咲く桜 として有名な 氷室神社の枝垂れ桜
そろそろ 咲き始めた頃かなぁ~と 出かけてみました。
 
この神社 国立奈良博物館の 前!
東大寺のすぐ近く!
 
観光ルートの メインストリートにあるのですけど 普段はひっそりとした神社なんです。
ところが ここにある枝垂れ桜は そりゃ~見事なんですよ
樹齢400年の桜です!
 
今日は まだ五分咲きというところでしょうか?
早朝7時過ぎなのに もうカメラマンが ウロウロとします。
だって… だってね
あまりにも 素晴らしいので お昼は 黒山の人だかり!!!
 
早朝で しかも 曇ってたのですが 五分咲きの桜に うっとり♪
  まだまだ五分咲きですが…
人気のモデル 狛犬くん
奥のもう一本の枝垂れ桜と… お天気が><;
 
 
 
五分咲きとは言っても さすがの 枝垂れ桜
ほんとに 愛らしく 思えます
品種は エドヒガシというものだそうです
 
 
大きなほうの桜の根元には 近づけないのですが
小さいほうの桜には 近づけます
そっと 幹に近づき 桜に包まれてみました…
 
 
 
もう一度 今年 会えたらいいな…

浮見堂 こぶしの花♪


これは 早朝7時過ぎの鷺池と浮見堂です
お天気が 今ひとつだったんですけど… ちょうど こぶしの大木が満開♪
朝は ウォーキングの人や わんちゃんとお散歩の人…
それに やっぱり カメラマンが 「おはよ~」と声かけながら
通り過ぎていきます
 
この上のほうには 片岡梅林もあって 美しいんですよ
 
しかし コブシの花が とても綺麗~!
早朝は 鹿のほうが 多いのかも^^
 
 
 
ハラハラと 舞い落ちる花びらを 鹿さんが 次々と 食べていくんですよ
そして 上を見上げると… 梅林のほうから 鹿さんが…
 
  
 
こんな 静寂の奈良公園も お天気のいい 週末にもなれば
他府県からも 多くの人たちが 憩いにきます…
 
 
 
  
 飛び立とうとする白い鳥の群れのよう

 
 
中学・高校時代 この近くに通っていたので
通学路でもあったわけです^^;
 
実は…
中間・期末試験の最終日は 友達10人くらいで
ボートを一人一台ずつ借りて 池に 散らばるんです…
 
 (のどかな家族連れ)
そして 全員 散らばったところで なななんと!
追っかけあいをするんですw
追いかけて 相手のボートを捕まえ ボートを岸につなぐロープを
自分のボートに括り付ける!
これで勝負あり!なのですけどね 
(なんという ルールw)
ところが 2艇もつなぐと… 1(自分)対2(捕虜)になるわけで
氣がつくと 捕虜が逆転????
 
と・・まぁ こんな馬鹿げた遊びをしていた池が この鷺池なのです^^;
 
    
 
思い出話は こんな感じなのですけど…
素敵なところでしょう?   
 
  
わが後輩たちも 興じているのでしょうか・・・・