8月23日・24日は 唐招提寺で地蔵盆に因んで 弘法大師の作と言われる秘仏・地蔵菩薩立像(重文)の特別公開があるんです。
いいお天気で 朝から 平城宮跡の道を西の京までドライブするのも 気持ちがいいこと~
南大門から見える金堂の佇まいも すっかり落ち着いてきました。
特別公開2日目・月曜日の朝一番ということで 人が すくな~~い!
本日も どっぷりと 唐招提寺の懐に抱かれ 満喫できそうですね^^
先日奈良蓮を見に来た 戒壇脇の堀…
あたしの身長(158cm)より背の 高い蓮の葉を見上げて通り過ぎる…
これでも今年は 遅くまで蓮が開花していたそうです。
蓮を左に 右手を眺めますと……
境内には 萩がこんなになってきました。
今年の中秋の名月の観月会も10月3日にあります。
去年は観月会の少し前が萩の見ごろだったのですが
今年は どうなるでしょうか…
松林の向こうの建物は 平城宮跡にあった建物として
現存する唯一のもので国宝の「講堂」です。
つきあたりを右に折れますと…
こちらももうじき萩が道の両脇から道を隠すごとく流れてくるんですよ
こちらももうじき萩が道の両脇から道を隠すごとく流れてくるんですよ
そして こちらが… 今日の目的の場所
この門を入った右手の 小さな小さなお堂
「地蔵堂」がその場所です…
近畿地方では 夏の一般的な行事として「地蔵盆」があります。
子供の守り本尊である地蔵菩薩を祀り 子供達の健やかな成長を願います。
幼い頃 町内のお地蔵様を皆でお祀りし 子供達は夜遅くまでその周りで遊べました。
一人一人にお下がりのお菓子が一杯いただけて夜更かしが出来る ワクワクするような行事でした。
こちらの地蔵菩薩立像は 堂内の真ん中に すくっと立っておられました。
ガランとした 殺風景なくらい簡素な堂内で 真っ白な蓮の花が供えられておりました。
身の丈158.2cm 檜の一木造
平安時代 弘法大師作 重要文化財
平安時代は地蔵信仰が始まった頃だそうです。
このお地蔵様は まさにその頃のものだとか…
切れ長の美しい目をされて 左手には宝珠をかざしておられます。
そして 珍しいのは 裸足ではなくて…
「靴を履いておられるんですよ^^
お香の焚き染められた堂内に 朝の風が吹き込みます。
そして 堂内にもう一つ…
立派な鑑真和上立像が安置されてました。
かなり迫力のあるお姿に びっくり!
パンフレットを頂きましたので…写真をお見せします
中日国交正常化35周年に中国から贈られました。
この立像は乾漆像で その中国画技法で鑑真和上の精神を表し 台座は船の形をし 唐代の図案が刻み込まれ 波の形をいれて 和上の五回目の渡航の困難辛苦さと成功への期待を鮮やかに表現したものだそうです。(パンフより)
この地蔵堂の後ろには 国宝鑑真和上が座する「御影堂」もあり 唐招提寺でもこの一帯は ほんとに鑑真和上の存在をヒシヒシと感じるエリアだなぁと 思いました。
そしてちょうどこの季節 蓮の実が一杯成る頃なので
参拝に来られた方のために 蓮の実が用意されてました。
もう二日目ですし 残りは僅かだったのですが…
こうして 可愛い実を頂くことができました^^
「ハス」の語源とも言われる「蜂の巣」→「蜂巣」を思い出しました。
次は観月会の夜に訪れることになるのかしら…
その前に 萩を愛でに来たいなぁと思いました