2009年8月7日金曜日

聖地 寧波  -奈良国立博物館-


 
奈良国立 博物館の特別展に行ってきました。
博物館前の池には 唐招提寺の蓮が まだ一輪なんとか咲いておりました。
 
 
   

そして 「燈花会」の準備もこのように…
夕方からは さぞかし多くの人たちで にぎわうことでしょうね。
 

 
 
   寧波と書いて「ニンポー」と読む…
   中国を代表する港湾都市で 

   日本と中国を結ぶ海上交通の
   一大拠点として発展した都市…

 
  長らく日本人を魅了し続けたのは
  この町を中心に栄えた最新の仏教文化…
   
遣唐使の時代以来 
寧波にある普陀山(ふださん)・阿育王寺(あいくおうじ)などの
聖地を目指し、多くの僧侶たちが日本から巡礼に訪れたという…
 
  日本仏教1300年の源流…
   ~すべてはここからやって来た~
 
仏教云々 日ごろ御縁の少ないあたしにとって
下調べもせずに 訪れた特別展…
 
よって 今回は「説明」のイヤホンを耳に^^
展示物の間を ウロウロと 行ったり来たり…
 
ところが… すさまじく 中味が濃くて まいりました。
藤原道長の書や 国宝の経筒 そして雪舟の『破墨山水図』は見事なものでした。
 
しかし壮観だったのは 大徳寺の「五百羅漢図」!!!
百幅の羅漢図に それぞれ5人の羅漢さんが描かれ
計500人を描いたというもの。
大徳寺には82幅が現存し 今回3回の展示替えで
全部を見せてくださるそう…
下左の写真は 明治時代にアメリカに渡ったもののうち2つが今回特別展示されました。
 
一枚ずつ眺めると それはそれは味わいのある 面白いものでしたよ。
 
ほんとに 素晴らしい特別展だと思いました。
これは 何度か足を運ぶしかないかな・・・・
そんな感じの展示でした。
 
 
  
 
堪能して 外に出ますと…
鹿が のんびりと 芝生を食んでおりました…
 
この秋の「正倉院展」の話も そろそろ耳にする季節…
ますます 博物館に注目!ですね^^