今日は 待ちに待った日~
東大寺三月堂の秘仏国宝「執金剛神像」と逢える日なのです
奈良に住みながら 近くに住みながら 御縁が全くなかったのですが
去年 やっと 赤い糸で結ばれてw
■三月堂ミニ知識■(パンフレットより 一部抜粋)
正式には「法華堂」と言って 大仏殿よりも古い東大寺最古の建物。
北側に寄棟造で建てた天平時代の堂に、後から南側に入母屋造の礼堂を鎌倉時代に付け足したもの。
堂内には本尊の不空羂索観音像を本尊(不空羂索としては日本最古)とし16体の仏像があり、このうち12体が国宝、4体が重文。
歴史・美術史の教科書で有名な日光・月光菩薩もここに安置される。
人によっては 「天平の宝石箱」と言う人もあるとか…
12体もの国宝が 「ほとけたちの世界」を作り上げている様・雰囲気は 美術展では味わえないものだなと つくづく思います。
(三月堂パンフレットより) 大きな国宝仏像の威圧感 厳かなさま 伝わるでしょうか?
ちょっと見づらいのですが 「内陣配置図」
右下に堂の出入り口があり 1300年ほどの間に 空気の流れなのでしょうか?
入り口に近い仏像のほうが その色の褪せ方が激しく 堂奥の仏像のほうには まだ足元などに 天平の色彩が残っているのですって!
そして 図からも判りますように 1の不空羂索観音像さまの後ろに 10の秘仏執金剛神像が おられるんですよ!
真裏ですので まさかそこに厨子があるなんて だぁ~れも?わかりませんよね^^;
そして この秘仏執金剛神像さまの扉は年に一回だけ 開けられますので 天平の色彩が残る それはそれは見事なものだと 噂?に聞き 去年初めてお会いしてからは もう~ 大ファンになっちゃったのでした
前置きが長くなりました~ ここからは すいすい~~っと^^
特別日らしく 提灯も掲げられて…
僅か午後四時までで その扉はまた一年間閉ざされるのです…
そして 三月堂の外をぐるっとまわり 北側に面した外扉も今日は 開けられていました。
この障子のむこうに 執金剛神像がおられるんですよ!
それも こちらをむいて!
パンフレットから ↓
この執金剛神像さまって 金剛力士像(仁王さん)の元になった神将だそうです。
三月堂のは とっても古くて有名なんですって!
『日本霊異記』に、「法華堂本尊不空羂索観音立像(ふくうけんさくかんのんりゅうぞう)の背後の厨子内に北面してまつられていた」と記されているそうです。
そして髻(もとどり)の元結(もとゆい)紐の端が欠失しているのは、天慶2~3年(939~940)の平将門(たいらのまさかど)の乱のおり執金剛神像の前で将門誅討の祈請を行ったところ、大蜂となって東方に飛び去り、将門を刺して乱を平定したからだとされ、この像の霊異伝説のもととなっています。
ねぇ~ なんだか 凄い執金剛神像さまでしょう?
実際 前まで行って 少し高いところに安置されている厨子を見上げると その迫力・・細部の色の美しさに魅了されました^^
結局 堂内を三回もクルクルとまわって 三回もその前に たたずんでしまいましたのよ~
来年も 必ず ここにまいりますから~と あたしだけでなく 皆様 思われたと思います
二月堂参道から階段を ふぅふぅ?のぼりきったら 三月堂の前に 鹿さん コンニチハ!