薬師寺・東大寺・興福寺・浮見堂・春日大社鳥居・奈良国立博物館などなど 夜22時までライトアップされているのです。
その中で どうしても見たかったのが… 東大寺 南大門の金剛力士像 仁王さま。
闇の中に ライトアップされた姿は きっと 凄いに違いない!
20時過ぎ… 大仏殿の裏から 来ましたので…
全く 人に出会いません^^;
暗闇の中 突然走り出す鹿の群れに 一瞬足が止まってしまったり…
ガサッという音に ギョッ!となったりしながら
回廊西まで来て 上を眺めると……
見事に浮かび上がる 大屋根!
昼間とは 雰囲気が 変わります
ぐるっと 中門の方に回ります。
カメラマン二人と すれ違っただけで
ほとんど 人の気配のない境内です^^;
南大門の方を見ても… 静か^^;
ウォーキングの人や ライトアップを楽しむ旅行者と
たまに すれ違う程度です…
拝観時間は過ぎてますので 中には入れませんが
中門から 大仏殿を眺めることは可能です
ライトアップの 大仏殿 ↓ ↓ ↓
まわりの景色が 闇の中に隠れて
大仏殿の姿だけが 浮かびあがって
逆に その大きさは まったく感じ取れない
とても 不思議な世界が 広がってました。
ぜひ 一度 訪れてみてください。
そして 限られた日にだけ開けられる
大仏様のお顔が覗く 「扉」…
堂内は 明かりが灯されているようですね。
きっと あの優しいお顔で 「よぉ お参り」と
微笑んでおられるのかな…と思うと
「こんばんは だいぶつさま」と 手をあわせました。
大仏様に ご挨拶もして…
では! 南大門へと 行ってみましょう♪
正面上には「大華厳寺」という額がかかり
向こうに大仏殿の大屋根が 見えてます。
創建年月の記録のはっきりしたものはないそうですが
1203年10月3日の仁王像開眼供養のときには すでに存在していたと思われますので 少なくとも800年は ここに このように存在していたのでしょうね。
そして この門の 左右に金剛力士像が おわします。
小学校の頃 通っていたお絵かきの教室から 写生にきて
「におうさま」を描いたことが 懐かしい思い出です。
奈良の子供は みんな そんな思い出があるのでは…?
阿像・吽像の二体の仁王さまは 運慶・快慶・定覚・湛慶の大仏師が小仏師を率いて わずか69日間で造り上げたものだそうです。
その大きさと 迫力・・
昼間も びっくりするのですが…
闇の中に ライトアップされたら 筋肉のひとつひとつまで 浮かび上がり
熱い血が きっと その皮膚の下に流れているのではないかと思う迫力なのです。
■ 阿像 ■ 檜・寄木造
どうでしょう? 素晴らしいでしょう?
陰影が より 立体的に 浮かび上がらせてくれます。
■吽像■ 檜・寄木造
指先までみなぎる「気」
一日何回腹筋したら こうなるんだろう?
躍動感に 満ち溢れているでしょう?
阿像・吽像 どちらも とても凛々しくて 大好きです。
とても 怖いお顔なのかもしれないのですが…
キリッとしてて 見惚れてしまいます。
ライトアップで その美しさが一段と際立ち 嬉しいかぎり^^!