2009年9月25日金曜日

朝もやの 平城宮跡♪

早朝6時過ぎ ちょっと気になるところに出かけるつもりで通りがかった平城宮跡
目に飛び込んで来た景色に 思わず車を停めて 飛び出しました。
 
朝もやが 平城宮跡の一角に溜まって そこだけが不思議空間になっているのです。
 

 
まだ顔を出したばかりの朝日だけが作る
独特の 金色の世界が暫し あたりを支配します。

    
 
そして 振り返れば 建設中の大極殿の足場も ほとんど撤去されてます。
もやが そ~っと 流れていってますでしょ?

急遽 行き先をキャンセルして
短い時間だけでしょうが 
この不思議なもやの中に
飛び込んでみることにしました。
 
朝日が まぶしく そして 美しいんです


   
 
生まれたてのススキの穂が もやにしっとりと
そして キラキラと 輝いているんです。
 
風が動きはじめ 気温が上昇し始め
景色が どんどん変化していきます
 
この一角は すすき野原なんです
これからの季節 真冬まで とても美しいところなんです
 
 
東山魁夷画伯の絵画の世界に 飛び込んだような錯覚に…
 
ひょっとしたら あのもやの下には 湖があって…
森の木々の手前に 白馬が現れるのかもしれない…
   ……なんて^^
  
 
濃いミルク色の世界も 次第に 薄れてきます
   
 
もやが うっすらと なってくると
その下に息づく 草が 美しい緑を覗かせてきます
これはこれで ほんとに 美しい…
 
  
 
しだいに 全景が 広がりだしました
    
 
そろそろ この不思議な世界も終わりに近づいたかしらと
草原を脱出して 道路に出ました。
そして 少し上がった朝日を確認しようと
東を眺めましたら…
 
朝もやが 風によって 道を越えはじめ…
そこに ジョギングをする男性が 見えてきました。
 
流れる 朝もやが まるで白い龍のように
平城宮跡の草原を うねりだしました
  
   
 
ジョギングの男性が あたしの横をすり抜けるときに
現実の世界に 戻されたような そんな気がしました。
 
ほんの半時間ほどだったでしょうか…
不思議な世界を お散歩することができました。。。。

2009年9月18日金曜日

曼珠沙華 秋景色♪


 
京都南部 浄瑠璃寺に行く道中に こんな素敵な田んぼが広がってます。
この少し先に 加茂町プラネタリウムがあるんですよ。
小さなプラネタリウムですが 観望会や望遠鏡製作など楽しいイベントが一杯!
 
このあたりは 曼珠沙華が咲き乱れるところ…
お昼ごはんを食べながら…
「そろそろ 咲いてるかなぁ~」と思うと
これは 見に行かなくては!!と 即決☆
 
まだ 遠目には 稲の黄金色にも少し早いようで
曼珠沙華にも 少し早いようなのですが…
 

 
車を道端に停めて ちょっと歩き回ってみることにしました。
午後2時過ぎてたでしょうか。
カメラマンも 全くいません。
お百姓さんが ところどころで 農作業をされているくらい…
 
稲をわたる風や 雀の群れ…
秋を体一杯に 感じます。
 
 
 
畦道を くねくねと 歩き回り
ちょっと田んぼのわき道を入ると…
 
まだ 満開ではないですが…
目の前に 見事な秋景色が広がりました

           
 
法華経の世界から紐解くと
曼珠沙華は梵語で「赤い花」と言う意味だそうです。
 
 
 
その花言葉は
 想うはただ一人
 悲しい思い出
 
 
日本の秋の景色の 素敵な一コマだと いつも思います。
 
 
        
 
満開には あと一週間ぐらいでしょうか…
同じように 散策するグループとすれ違いました。
おいしい空気を 体全体に吸い込んで
リフレッシュできた ひとときになりました。
 
  

2009年9月17日木曜日

笠そば(荒神の里)♪ -そば畑-

桜井市笠というところ…
笠山荒神さんがありまして…
ソバの産地として有名なのであります。

ソバの花が見ごろらしいという噂を聞いて
奈良市から車で一時間ほどのドライブを楽しみました。


久しぶりに見る大和三山・・・
左が畝傍山 右が香具山・・・
奈良盆地の真ん中に ぽっかり浮かぶ大和三山は
万葉の時代から かわらぬ姿なのでしょうね。
 
 

目指すは 笠山荒神さんの前の おいしいソバのお店
大三輪神社の御神体の三輪山の裾野を走っていくんですょ
目の前の山が 御神体の三輪山…!
 
 

だんだんと山の中に入っていきます。
初めて訪れた時は
「まさか… ほんとに 蕎麦屋さんがあるの?」
と不安一杯になった道です。

その道中が楽しくて 一週間毎日通ったときもありました^^ 

 
こんな木漏れ日の林の中を走っていきますと
竈の神様の 笠山荒神さんの前に到着します。

    

地元のソバを使った 「蕎麦屋さん」が神社の前にあるんです。
ここは 口コミで有名になって 休日 100人待ちなんてザラなんですよ。

お蕎麦もおいしいのですが 地元の農家さんのお野菜が一杯!
安くて 新鮮なものが買えるので これも大人気なんです。
 

   
 
カゴに一杯 買い込んでしまいました^^
そして お蕎麦は もちろん「荒神そば」を注文!

ぶっかけです。お蕎麦と かやくご飯をいただきました。
わざわざ ここまで来た気持ちを裏切りません。
いつ来ても ほんと 満足の一品です。
腹ごしらえも 終わって いよいよ 「蕎麦畑」を見にいきます。
初めてですので とっても 楽しみ!!!

まずは 蕎麦処の駐車場から見た景色…
まるで プロバンスの景色みたいでしょう?
安野さんの 水彩画のような 美しさです。
金色の穂になった水田と 真っ白に咲いてる蕎麦畑…
 
 
  一本道を 車でくだり
      あのソバ畑まで~
 
    

稲穂の黄金色と そばの白い花 ほんとに美しいです
 
  
   
    
 
一つ一つの花は とても愛らしい
 
 
  
      
 
可愛らしいお客様と 同じくらいの大きさで…
 
  
 
  初めて見た そば畑…
  心がウキウキするような…
  ワクワクするような…
  遠くから眺めてもよし
  近づいても美しい…
 
 
 

2009年9月11日金曜日

ライトアップ 東大寺 ♪ 素敵すぎる仁王さま☆

奈良では7月から9月にかけて ライトアッププロムナードが行われてます。
薬師寺・東大寺・興福寺・浮見堂・春日大社鳥居・奈良国立博物館などなど 夜22時までライトアップされているのです。
 
その中で どうしても見たかったのが… 東大寺 南大門の金剛力士像 仁王さま。
闇の中に ライトアップされた姿は きっと 凄いに違いない!
 
20時過ぎ… 大仏殿の裏から 来ましたので…
全く 人に出会いません^^;
暗闇の中 突然走り出す鹿の群れに 一瞬足が止まってしまったり…
ガサッという音に ギョッ!となったりしながら 
回廊西まで来て 上を眺めると……


    見事に浮かび上がる 大屋根!
    昼間とは 雰囲気が 変わります
 
 
 
ぐるっと 中門の方に回ります。
カメラマン二人と すれ違っただけで
ほとんど 人の気配のない境内です^^;
 
 
 
南大門の方を見ても… 静か^^;
ウォーキングの人や ライトアップを楽しむ旅行者と
たまに すれ違う程度です…
 
      
 
拝観時間は過ぎてますので 中には入れませんが
中門から 大仏殿を眺めることは可能です
 
   ライトアップの 大仏殿 ↓ ↓ ↓
 
 
まわりの景色が 闇の中に隠れて
大仏殿の姿だけが 浮かびあがって
逆に その大きさは まったく感じ取れない
とても 不思議な世界が 広がってました。
ぜひ 一度 訪れてみてください。
 
そして 限られた日にだけ開けられる
大仏様のお顔が覗く 「扉」…
堂内は 明かりが灯されているようですね。
 
きっと あの優しいお顔で 「よぉ お参り」と
微笑んでおられるのかな…と思うと
「こんばんは だいぶつさま」と 手をあわせました。
 
 
大仏様に ご挨拶もして…
では! 南大門へと 行ってみましょう♪
正面上には「大華厳寺」という額がかかり
向こうに大仏殿の大屋根が 見えてます。
 
 
 
創建年月の記録のはっきりしたものはないそうですが
1203年10月3日の仁王像開眼供養のときには すでに存在していたと思われますので 少なくとも800年は ここに このように存在していたのでしょうね。
 
 
そして この門の 左右に金剛力士像が おわします。
小学校の頃 通っていたお絵かきの教室から 写生にきて
「におうさま」を描いたことが 懐かしい思い出です。
 
奈良の子供は みんな そんな思い出があるのでは…?
阿像・吽像の二体の仁王さまは 運慶・快慶・定覚・湛慶の大仏師が小仏師を率いて わずか69日間で造り上げたものだそうです。
その大きさと 迫力・・ 
昼間も びっくりするのですが…
闇の中に ライトアップされたら 筋肉のひとつひとつまで 浮かび上がり
熱い血が きっと その皮膚の下に流れているのではないかと思う迫力なのです。
 
■ 阿像 ■ 檜・寄木造
 
  
  
 
どうでしょう? 素晴らしいでしょう?
陰影が より 立体的に 浮かび上がらせてくれます。
 
 
   
    
 
■吽像■ 檜・寄木造
 
   
   
 
指先までみなぎる「気」
一日何回腹筋したら こうなるんだろう?
躍動感に 満ち溢れているでしょう?
 
 
  
阿像・吽像 どちらも とても凛々しくて 大好きです。
とても 怖いお顔なのかもしれないのですが…
キリッとしてて 見惚れてしまいます。
 
ライトアップで その美しさが一段と際立ち 嬉しいかぎり^^!