2009年5月2日土曜日

東大寺 聖武天皇祭 御忌最勝十講 ~天皇殿にて~


聖武天皇祭の朝…

東大寺大仏さまは およそ1250年前に聖武天皇をはじめ 多くの人々によって創られました。
この大事業を行われた聖武天皇は
「若し朕が時に造り了るを得ざるあらば来世に於て身を改めて猶作らん」とまで仰ったそうです。

聖武天皇は 天平勝宝 8年(756)  56歳で崩御されました。

今日は その聖武天皇の御忌法要の日なのです。
午前8時から 南大門の北東傍にある「天皇殿」にて「最勝十講」という論議法要が行われます。
実は この「天皇殿」は 普段は公開されていません。
唯一この日 法要の行われる 午前8時~11時すぎまで 参拝することが可能なのです。

ということで… 朝7時30分頃 早朝の東大寺境内に 到着~~☆

 

やっぱり 大きい 南大門~~!
今日は「幕」が 掲げられてます。
頭のてっぺんが さわるぐらいの大きな「幕」!
 
 

 普段なら大仏殿鴟尾が見えるのですが 隠れてる!

早朝ってやっぱり気持ちいい~~!!ので 仁王様にも ご挨拶♪

  いつ見ても すんごいや

   誰しも見上げて 止まる

早朝の境内は 天皇殿に足早に急ぐお坊様や…
露店の組み立てに忙しい人たちや…
早起きの観光客や…



いつもと違うのは 幕が張られたり
案内の看板があったり…
朝陽を浴びて 眩しい境内…



             鏡池のそばに張られた 「東大寺」の幕

  こんな朝陽の輝く境内

いよいよ 天皇殿の前に…

    まだ しーーんとしています。

二月堂お水取りの社参のとき 練行衆が この外から天皇殿の参拝をしました…
 
 

今朝は 菊の御紋の幕が飾られ…
空気も清清しい…
開門されるまで しばし 待つのです。。。


塀の瓦

午前8時すぎ
門の中から 砂利を踏む足音が聞こえ
外で待つ人たち(5~6人)に緊張が走る…

   あたしも どきどき どきどき どきどき…

   いよいよ!!!  年に一回 3時間ほどの開門☆

  
  
  

   完全に開けられると こんな感じです
  開門直後

しずしずと 参拝者も歩を進めます…
砂利を踏む音のみ 響く境内…
お坊様は ちょうど 堂内に入られるところでした。

東大寺の境内 いろいろな場所があるのですが
初めて入るエリア・・・ 

          天 皇 殿・・・・・・・

これから3時間に及ぶ 法要が始まるのです。

五色の幕が張られた 天皇殿は 三方が開け放たれ
とても 清清しい空気が 漂っていました。 



 

正面に祀られているのが 「聖武天皇坐像」


  
 
江戸時代 元禄2年(1689)
束帯の姿で、江戸時代の技法としては珍しい塑像で造られ、天皇の位袍である黄櫨染の袍をあらわす。元禄2年(1689)京都山科の安井門跡のところで 防官帥法印尭海によって造られ、東大寺勧進所に運ばれた。(説明より)

 
 
 
法要は すすんでいきます…
散華が まかれます
 

外と堂内が一体化した 独特の開放的な空気…
 
 突然墨をする…お坊様
 
墨がすり終わるまで 静かな時が流れ…
そのあと そのお坊様が 何かを書き記し始めます…
 
 
 
  
 聖武天皇坐像のそばの明かりとり
 表が斜めの格子とで 見事な美しさ…
 写真にしてみて始めて 「あぁ そういうことか…」と納得。
 
今年は三時間参拝する時間が無かったので
早朝に訪れてみました。
時間が経つと 人も増えるらしいですが
早起きして よかったかなぁ~と思う清清しさでした。
*** ***
ここからは せっかくですから お庭の様子 景色シリーズ!
 
 天皇殿のほう
 
   入り口のほう
 
広いでしょう~ まさか こんなに広々とした空間が広がってるとは…
 
 
 
庭から見上げた南大門
南大門のすぐ 傍だと わかるでしょ?
木が大きすぎて あの巨大な門が隠れてしまう・・・ほど近くです
 



 
東大寺には 正倉院のように校倉造りの倉がいくつか存在します。
①正倉院
②三月堂傍に2倉
③勧進所奥に1倉
④天皇殿に1倉
  
今日ついに 最後の④の倉を見ることが出来ました。
 
①と②は いつでも見ることが可能ですが ③と④はどちらも年に一度だけなので 非常に貴重な日です。
 
門を入って 真っ先に見えたのが 倉でした!
 


 
   これが めったに 見ることのできない 倉です!
 
そして…… 倉の前のテーブルに用意されていたのは…
記名帳ではなく…
  
 
お寺の方に お伺いしますと…
「お子様や お孫さんに どうぞ… 今時 鉛筆って 面白いでしょう?」と
微笑まれました^^;
 
  
 
今回は3時間の法要すべてを参拝しませんでした…
このあと 雅楽の法要などあったそうです。
しかし 早朝一番に参拝させて頂いたからこその 緊張した「気」というものを 体感できたことは とても嬉しかった~!
 
聖武天皇さまのご尊顔を拝し… ほんとに そう感じたひと時でした…

2009年5月1日金曜日

野菜ソムリエの店 イタリアンの 鹿鳴館♪


 
 
所用ありで お昼をササッと頂かなくてはいけなくなり
どこに入ろうかなぁ~と思いながら 車を走らせ…
 
久しぶりに 来ました イタリア料理「鹿鳴館」
 
なんでも シェフが関西で始めての 野菜ソムリエだとか…
噂は 聞いておりますわよ~~!
 
とはいえ 時間があまりないので お昼のお手軽ランチに致しました^^
 

◆ピッツァコースランチ
スープ・その日のピッツァ・サラダ・パン

 
◆パスタコースランチ
スープ・その日のパスタ・サラダ・パン


これに 少しお値段たして デザートのアイスクリーム追加
 
  
 
お昼時でしたが 静かな店内に ホッと一息…
 
まずは 野菜を10種類以上いれた ミネストローネ


 
ほんと こだわり野菜と あさりが 野菜の甘味で 優しいスープに仕上がってます
 

 そしてサラダ…
 
フランスパン  
 
    とても香ばしくて おかわりしたくなる
ピッツァは ソーセージとお野菜がメイン
パリパリの生地がまた 美味しいの~
 
 
   
         本日のスパゲティー ペペロンチーノ風
 
そして デザートが とても キュート!
宝石箱を 覗いたような かわいさに 感激♪
 
   
 
住宅地の真ん中を通る通りなので
けっこう マイカーで ドライブがてら
覗くには いいお店かもです。
お値段も手ごろで 二人で3000円で お釣りが…
 
お野菜に拘った 優しいメニューが 嬉しいレストランでした。

氷室神社 献氷祭♪

 
 
奈良国立博物館で鑑真和上展を堪能して 館外に出ると…
道路を挟んだところにある 「氷室神社」が いつもと違う…
 
あ~~~~! 今日だった!!!
  氷室神社の 献氷祭~~~~~!!!
 
噂で聞いたことがある お祭りなのです…
 
この神社のご祭神は
 闘鶏稲置大山主命(つげいなぎおおやまぬしのみこと)
 大鷦鷯命(おおささぎのみこと)
 額田大仲彦命(ぬかたのおおなかひこのみこと)
の三神で 総称して氷の三神とも言われるそうです。
 
ちょっと このお祭りについて調べてみると…
和銅3年(710)、吉城川の上流、春日山のふもと(現在の月日の磐)に、氷室すなわち氷の貯蔵所を設けて神を祭ったことに由来する伝統行事。全国の製氷販売業者・氷売り業者が参列、午前11時から祭典が始まる。神前に、「鯉の滝のぼり」などの花氷や氷柱を奉献。午後から、神社伝来の舞楽が奉納される。
とのこと…
 
時計をみると 11時過ぎてました。神事の最中!!
12時過ぎに 待ち合わせがあるので じっくりと参拝することが出来ないのだけど

     これも何かの御縁かしらぁ~♪
 
と いつもの ノー天気な思いが フツフツと…
もちろん 道路を渡り 神社の境内へと…

 幡
 
 シンプルだけど とても愛らしい「幡」が 青空に映えます
 
そして これが噂の 花氷!! 氷柱!!
鳥居の両脇や 参道の両脇に 製氷業者から奉納されたものが並び
参拝者の顔から 微笑が こぼれます
 
   「わぁ~ きれぇ~」 「つめたい~」 あちこちで 歓声が!
 
 
      
 
神前には 海の恵み「鯛」 山の恵み「鯉」を 氷柱に凍らせたものが奉納されているのですが 時間がなくて 撮影できませんでした。残念!
 
この「氷柱」「花氷」を制作する技術は 大変難しいらしく こういう機会があってこそ 技術が伝承されていくものだというお話をお伺いすることができました。
 

  
 
神事の行われている社殿は 全国からの氷業者さんが参列されてます
  
 
樹齢400年の 枝垂桜が有名だけど
社殿を包む「杜」は 深く 初めてこの「域」まで足を踏み入れて 感動…
 
祝詞奏上につき 空気が張り詰めるのです…


そして 驚いたことに…
参道に入りますと 撤饌のふるまいがありました。
 
みなさん口々に…… 
         「氷室さんの氷は すごくおいしいんや」
 
暑い日だったので この氷は ほんと おいしかったです。
神事の最中に 氷をいただきながら…
なんて ちょっと おかしいのですが…
 
もちろん 正式に参列している方々は 違いますよ!
 
そして もう一つ 頂いたのが… これ ↓ ↓ ↓
 
 
 
はて? なんだろう・・・・と 思って・・・ 中を見ると!
   
 
ビニール袋に きちんと パッキンされた 氷!!
 
もちろん 夕刻まで外出の あたしが 持ち帰ったころには…
見事に 解けていたのですが・・・・( > < );
 
しかしですね 神様から頂いた この氷!
再び 製氷皿にて 復活させました!!
 
通りすがりではありましたが 噂の「献氷祭」を垣間見れて とても嬉しかった・・・

もう一つの瓊花♪ ~東大寺 勧進所~

枝垂桜の時期に 訪れた東大寺勧進所の赤門
桜もすっかり 緑の葉も濃くなり 
これはこれで 赤門に似合いますよね~
 

 
唐招提寺の鑑真和上さまは 唐招提寺を創られる前に 東大寺の戒壇院にて 僧侶にいろいろと教えておられました。
和上さまに ゆかりのあるこの戒壇院そばの勧進所のお庭にも 瓊花が株分けされて咲いております。
 
ここは 中に入ることは出来ませんが
通りの塀越しに 満開の瓊花を すこし 楽しむことができました。

 
 
知ってないと 紫陽花かしら…と 
気づかないまま通り過ぎてしまいそうです。

   
 
ちょうど明日が 聖武天皇祭ということで
東大寺のお坊様達が この通りを 行き来しておられました。

 
唐招提寺の瓊花とは違い 一株だけですが
それがまた なんとも雰囲気があり
鑑真和上さまが その昔 こちらにおられた証拠だと
そんなことを 思ってしまうのです
 
     

国宝 鑑真和上展  ~奈良国立博物館~



いつもの奈良国立博物館です^^
5月24日まで 唐招提寺金堂平成大修理記念 国宝 鑑真和上展が 開催されてます。
今回の展示は 凄いものがズラリなのですよ。

先日の瓊花のブログでも少し触れましたが
唐招提寺が そのままこちらに引越ししてきたみたいな・・・・

    そんな感じ…!!

もっと言いますと… 非公開になっているものが 
    いろいろ いろいろ いろいろ!!!!!

その前に 博物館のすぐ東側に 妙~なものがあるんです。
まずは それを ご紹介^^

   鴎外の門

ちょうど大仏殿前の交差点のところに ひっそりと建っています。
これが 「鴎外の門」と言われるもの…

     そうなの!

あの 明治~大正にかけて活躍した小説家

     森 鴎外!!!
 
 鴎外は大正6年に帝室博物館総長に任命されて 同11年7月に亡くなるまでその職にあって、秋になると「正倉院」宝庫の開封に立ち会うために この奈良を訪れ、滞在中の宿舎が奈良国立博物館の東北隅にあったそうです。その宿舎の建物はすでに取り壊され、唯一残されたのがこの門だそうです。

  猿の来し官舎の裏の 大杉は折れて跡なし常なき世なり 
                      (鴎外「奈良五十首」より)

へぇ~ このあたりを 鴎外が 歩いたんだ~ などと 思いを馳せながら
博物館へのスロープに 歩をすすめていきます。。。

****
****


今回の招待チケット(左)と 博物館の年間パスポート(右)
 
年間パスポートは 今年初めて購入してみました。(会費3000円)
特別展は各1回 年間6展示入館でき 平常展は 何度でもOKというパスポートです。
なんだか 嬉しくって 今回初めて 使っちゃいました^^

 そしたらね~  はんこ 押してもらっちゃったあ~!

  ・・・・・・・・・・・当たり前ですよね^^

         

今回の パンフレットは A4見開き…
内容 写真が すごいでしょう? ↓↓↓
 

開館時間が AM9:30…
9:45 から 毎朝 唐招提寺のお坊様による法要が行われていると聞き 参列すべく 早朝から出向いたわけなのです。 

博物館に出展された仏像は 美術品としての一面が浮き彫りにされるのではないかと思ってたので「毎朝の法要」とは非常に興味深く 開館とともに まっすぐ 法要が行われる第二展示室に急ぎました。

第二展示室……の 前に来ますと
空気が違う!!  博物館内なのに この張り詰めた空気は何なのだろう…と 覗くと
室内には 「鑑真和上像」「金亀舎利塔」そして「方円彩糸花網」の国宝三点が それぞれのガラスケースの中に納められてました。

和上さまの前には まもなく行われる法要のための 用意(焼香台・椅子・花・お供えetc)がされ 法要参列希望の者は ロープの中で待つようにとの指示…

三方から国宝に 見つめられているような気分に陥る あたし…

        関係者と あたししかいない^^; 

そのうち 一人・・二人と・・ それでも わずかな入館者が 息を潜めてその時を待つ…
この法要では 「鑑真大和上 和讃」が 唱和されます。
初めに 博物館の方から その「和讃」を印刷したものを頂きました。

     「和讃」

そして 4人のお坊様が 入られて おもむろに 静かに はじまりました…
抑揚を抑えた リズムのある 坦々とした お坊様の声が 和上さまの一生を語っていきます…
ガラスケースの中の 和上さまは 御影堂でお会いするときよりも 美しくみえるのは ライトのせいなのか…
薄暗い 展示室の中に 静かに 静かに 時が流れていきます。

およそ15分間ぐらいでしたが… 博物館の方々の焼香 そして 一般の焼香もさせてくださり あらためて「美術品」ではないその存在を 大きく心に刻ませて頂きました。
 
      ほんと… 不思議な 感じ・・・・・・
 
 ***
 
実は 今日 もう一つ 目的があったのです。

       それは 国宝「方円彩糸花網」!

4月27日までは 復元したものでしたが 28日以降は 本物が出展されるということだったので それを待ってたのです。

これは 現存する最古のレース編みと言ってもいいものだとか…
お釈迦様のお舎利を入れた「国宝 白瑠璃舎利壷」を包んでいたものだとか…
なかなか 実物を見る機会がなかったので 楽しみに 楽しみにしておりました。

図録の写真で ご紹介します

 
 
  絹の色糸で編み上げられたレース
  形はほぼ円形ですが 中央部に方形の文様・・・
  紺・茶緑・淡茶・白茶の色糸にて 中央部から編まれている。
  中国唐時代の制作と考えられる… (図録の説明より)
 

     
 
繊細で 緻密…
あまりにも 美しく 落ち着いたものだったので
しばし 見とれてしまいました…
 
   (図録より)
 
レースは この中の白瑠璃舎利壷を包んでいたものだそうです…

今日のレポは このくらいに…
というのは もう一度ぐらい 訪れる予定なので
まだまだ 素晴らしいものが出ているのですが…
それは 次のお楽しみに^^
 
閲覧コーナー  ちょっと休憩…