聖武天皇祭の朝…
東大寺大仏さまは およそ1250年前に聖武天皇をはじめ 多くの人々によって創られました。
この大事業を行われた聖武天皇は
「若し朕が時に造り了るを得ざるあらば来世に於て身を改めて猶作らん」とまで仰ったそうです。
聖武天皇は 天平勝宝 8年(756) 56歳で崩御されました。
今日は その聖武天皇の御忌法要の日なのです。
午前8時から 南大門の北東傍にある「天皇殿」にて「最勝十講」という論議法要が行われます。
実は この「天皇殿」は 普段は公開されていません。
唯一この日 法要の行われる 午前8時~11時すぎまで 参拝することが可能なのです。
ということで… 朝7時30分頃 早朝の東大寺境内に 到着~~☆
やっぱり 大きい 南大門~~!
今日は「幕」が 掲げられてます。
頭のてっぺんが さわるぐらいの大きな「幕」!
普段なら大仏殿鴟尾が見えるのですが 隠れてる!
早朝ってやっぱり気持ちいい~~!!ので 仁王様にも ご挨拶♪
いつ見ても すんごいや
誰しも見上げて 止まる
早朝の境内は 天皇殿に足早に急ぐお坊様や…
露店の組み立てに忙しい人たちや…
早起きの観光客や…
いつもと違うのは 幕が張られたり
案内の看板があったり…
朝陽を浴びて 眩しい境内…
鏡池のそばに張られた 「東大寺」の幕
完全に開けられると こんな感じです
いよいよ 天皇殿の前に…
まだ しーーんとしています。
二月堂お水取りの社参のとき 練行衆が この外から天皇殿の参拝をしました…
今朝は 菊の御紋の幕が飾られ…
空気も清清しい…
開門されるまで しばし 待つのです。。。
開門されるまで しばし 待つのです。。。
午前8時すぎ
門の中から 砂利を踏む足音が聞こえ
外で待つ人たち(5~6人)に緊張が走る…
あたしも どきどき どきどき どきどき…
いよいよ!!! 年に一回 3時間ほどの開門☆
完全に開けられると こんな感じです
しずしずと 参拝者も歩を進めます…
砂利を踏む音のみ 響く境内…
お坊様は ちょうど 堂内に入られるところでした。
東大寺の境内 いろいろな場所があるのですが
初めて入るエリア・・・
天 皇 殿・・・・・・・
これから3時間に及ぶ 法要が始まるのです。
五色の幕が張られた 天皇殿は 三方が開け放たれ
とても 清清しい空気が 漂っていました。
正面に祀られているのが 「聖武天皇坐像」
江戸時代 元禄2年(1689)
束帯の姿で、江戸時代の技法としては珍しい塑像で造られ、天皇の位袍である黄櫨染の袍をあらわす。元禄2年(1689)京都山科の安井門跡のところで 防官帥法印尭海によって造られ、東大寺勧進所に運ばれた。(説明より)
束帯の姿で、江戸時代の技法としては珍しい塑像で造られ、天皇の位袍である黄櫨染の袍をあらわす。元禄2年(1689)京都山科の安井門跡のところで 防官帥法印尭海によって造られ、東大寺勧進所に運ばれた。(説明より)
法要は すすんでいきます…
散華が まかれます
外と堂内が一体化した 独特の開放的な空気…
墨がすり終わるまで 静かな時が流れ…
そのあと そのお坊様が 何かを書き記し始めます…
聖武天皇坐像のそばの明かりとり
表が斜めの格子とで 見事な美しさ…
写真にしてみて始めて 「あぁ そういうことか…」と納得。
今年は三時間参拝する時間が無かったので
早朝に訪れてみました。
時間が経つと 人も増えるらしいですが
早起きして よかったかなぁ~と思う清清しさでした。
*** ***
ここからは せっかくですから お庭の様子 景色シリーズ!
広いでしょう~ まさか こんなに広々とした空間が広がってるとは…
庭から見上げた南大門
南大門のすぐ 傍だと わかるでしょ?
木が大きすぎて あの巨大な門が隠れてしまう・・・ほど近くです