2009年5月1日金曜日

氷室神社 献氷祭♪

 
 
奈良国立博物館で鑑真和上展を堪能して 館外に出ると…
道路を挟んだところにある 「氷室神社」が いつもと違う…
 
あ~~~~! 今日だった!!!
  氷室神社の 献氷祭~~~~~!!!
 
噂で聞いたことがある お祭りなのです…
 
この神社のご祭神は
 闘鶏稲置大山主命(つげいなぎおおやまぬしのみこと)
 大鷦鷯命(おおささぎのみこと)
 額田大仲彦命(ぬかたのおおなかひこのみこと)
の三神で 総称して氷の三神とも言われるそうです。
 
ちょっと このお祭りについて調べてみると…
和銅3年(710)、吉城川の上流、春日山のふもと(現在の月日の磐)に、氷室すなわち氷の貯蔵所を設けて神を祭ったことに由来する伝統行事。全国の製氷販売業者・氷売り業者が参列、午前11時から祭典が始まる。神前に、「鯉の滝のぼり」などの花氷や氷柱を奉献。午後から、神社伝来の舞楽が奉納される。
とのこと…
 
時計をみると 11時過ぎてました。神事の最中!!
12時過ぎに 待ち合わせがあるので じっくりと参拝することが出来ないのだけど

     これも何かの御縁かしらぁ~♪
 
と いつもの ノー天気な思いが フツフツと…
もちろん 道路を渡り 神社の境内へと…

 幡
 
 シンプルだけど とても愛らしい「幡」が 青空に映えます
 
そして これが噂の 花氷!! 氷柱!!
鳥居の両脇や 参道の両脇に 製氷業者から奉納されたものが並び
参拝者の顔から 微笑が こぼれます
 
   「わぁ~ きれぇ~」 「つめたい~」 あちこちで 歓声が!
 
 
      
 
神前には 海の恵み「鯛」 山の恵み「鯉」を 氷柱に凍らせたものが奉納されているのですが 時間がなくて 撮影できませんでした。残念!
 
この「氷柱」「花氷」を制作する技術は 大変難しいらしく こういう機会があってこそ 技術が伝承されていくものだというお話をお伺いすることができました。
 

  
 
神事の行われている社殿は 全国からの氷業者さんが参列されてます
  
 
樹齢400年の 枝垂桜が有名だけど
社殿を包む「杜」は 深く 初めてこの「域」まで足を踏み入れて 感動…
 
祝詞奏上につき 空気が張り詰めるのです…


そして 驚いたことに…
参道に入りますと 撤饌のふるまいがありました。
 
みなさん口々に…… 
         「氷室さんの氷は すごくおいしいんや」
 
暑い日だったので この氷は ほんと おいしかったです。
神事の最中に 氷をいただきながら…
なんて ちょっと おかしいのですが…
 
もちろん 正式に参列している方々は 違いますよ!
 
そして もう一つ 頂いたのが… これ ↓ ↓ ↓
 
 
 
はて? なんだろう・・・・と 思って・・・ 中を見ると!
   
 
ビニール袋に きちんと パッキンされた 氷!!
 
もちろん 夕刻まで外出の あたしが 持ち帰ったころには…
見事に 解けていたのですが・・・・( > < );
 
しかしですね 神様から頂いた この氷!
再び 製氷皿にて 復活させました!!
 
通りすがりではありましたが 噂の「献氷祭」を垣間見れて とても嬉しかった・・・