2008年9月10日水曜日

秋の気配の新薬師寺

写真美術館に行ったときに そのすぐ東側にある新薬師寺に寄りました そろそろ「萩」が美しいかしら~と立ち寄ったのですが まだ少し早かったようです

「新薬師寺」と「薬師寺」~「新しい」のかな? なんて思いながら 南門をくぐり新薬師寺さんの栞に目をやれば
新薬師寺の「新」は「あたらしい」ではなく「あらたかな」薬師寺という意味だそうです。

創建当時(天平19年[747年]には あの大仏様の東大寺と共に「南都十大寺」のひとつに数えられ 七堂藍甍を並べた住する僧侶が一千人だったと記録にあるそうです(栞より)  いやぁー 凄いお寺だったのですね!

 正面「本堂」
以前に訪れたときは 十二神将さまやご本尊の薬師如来さまとお会いすることしか考えていなかったのですが 今日は「本堂の天井」これを見たい!というのもひとつのテーマにしてました。
栞によると 内陣は化粧屋根裏で その合掌は簡素で力強く わが国最大のものである…そうなのです。
本堂内に入り 見上げると 天井の板がないないない!そうなのです。大きな梁が縦横に組まれているのです。そして屋根の板でしょうか?
堂内の隅っこの椅子に腰掛けて じぃ~っと天井を眺めておりますと 「ミシッ」「ピシッ」「ピシピシッ」と木の息づく?音が頻繁に聞こえてきます。独特の時の流れを堂内で感じながら しばし薄暗い闇の中に身をおいてみました。




本堂の鬼瓦 なんとユーモラスなお顔なのでしょか^^;



本堂東側の壁に作られた「ステンドグラス」を外から撮影^^ 朝日が当たると堂の床に美しき世界が広がるそうです… 早起きしてお伺いしないと駄目ね><;

堂内から入り口を振り返ると お庭の萩が やわらかな秋風に揺れてました。
堂内から外に撮影していいか許可を頂いて シャッター☆ 
そして堂内入り口近くの柱の星のマーク☆ 六角形もありましたよ 想像するに柱の修理なのでしょうけど 形の意味を今度はお尋ねしてみようかな~と思います^^



境内にはあちらこちらに石仏があります 心がホワンとします

【お知らせ】…観月会…
 9月14日(日) 17:30~20:30 雨天催行
 ・京仏師 冨田珠雲氏による仏像の話 18:30~ 
 ・横笛(しの笛)演奏会 演奏家:福原百桂氏 ~20:30
 ・当日 入場料:¥1,000 (拝観料込 特製「散華のしおり」進呈)
 ・抹茶席あり(別途料金)

12人目の練行衆 入江泰吉(入江泰吉記念奈良市写真美術館にて)


めっきり秋の空になり 朝からいいお天気に誘われて
ずっと やってみたかったことをすることにしました
 

美術館の入り口を入り 正面が喫茶室 
目の前の階段を降りると 正面が展示室
左手奥にミュージアムショップ・右手奥には資料閲覧室
 
今日は 展示室に向かわず まっすぐに閲覧室に行きました。
誰もいない閲覧室で 膨大な資料の棚を端から順番に目で追っていく…
お目当ては 入江泰吉せんせぇの 「お水取り」!
何度探しても 見当たらなくて とりあえず
① 日本の美 現代日本写真全集 全12巻
  第3巻 四季の大和路 入江泰吉 S53年5月30日初版
② 入江泰吉の世界 やまとの余情
   H12年9月30日初版 
   発行:写真美術博物館
③ 別冊太陽 生誕100年記念 入江泰吉のすべて
   大和路と魅惑の仏像 ¥2,500
④ 日本建築写真選集4 法隆寺 入江泰吉 ¥5,000
 この4冊をじっくりと楽しみました
 
 
 
一番見たくて たまらないのが
1968年出版の 写真集「お水取り」なのです。
今度 お邪魔したときに 学芸員の方に この本を見せて頂けるかどうか尋ねてみようと思います。
 
今日読んだ本の中から ちょっと心に残った文章をメモしてきました。
 
朝は11人の練行衆より早く出かけ、深夜に僧たちが寝てから帰るという撮影を10数年も続けた。そんな入江はいつしか寺の人たちから「12人目の練行衆」と呼ばれていた。
入江泰吉記念奈良市写真美術館 http://www1.kcn.ne.jp/~naracmp/index.html

2008年9月9日火曜日

御本尊盧舎那仏さまの表通りお散歩ルポ☆

今日は 仏像修理所から 金堂ご本尊・盧舎那仏さまが いよいよ金堂に再び安置される日ということで 朝八時に南大門前に到着しました。


門前も境内も みなさん箒で掃き清めておられる最中
いつ訪れても 境内に箒の跡が美しいのは 毎朝のこの作業があるからなのですね  





金堂は 扉が開けられていて いつでも盧舎那仏さまを お迎えできるよう準備が進んでます

【ルート】
仏像修理所→表通り→南大門前通過→東側駐車場より再び境内へ→経蔵横を通り→金堂前→クレーンにて金堂前→車つき台にのせて 金堂内へ

朝9:15 南大門前を奈良交通定期バスが通過したのを確認したあと いよいよ盧舎那仏さまが境内から表に!

そのお姿は 白い布に全身覆われて それはそれは… 通りに姿が見えたときは ハッと息をのみました。



上段 二枚目の写真:先が二つに分かれた棒で 通りに出ている木の枝が仏像に当たらないように抑えながら…
通りの幅が ほんとに狭い… すべての車をストップしての「お通り」~♪ 

「南大門」を背景に 盧舎那仏さまをカメラに納めようとベストポジションで待つこと1時間!

             

         ついに「その時」が来ました! と・・とととととw 
 盧舎那仏さま大きすぎる~~~~~! 南大門が???? あはははwと 苦笑いいたしました^^;


 
こうして南大門の前を通り過ぎて 東側駐車場脇より 経蔵横を通り抜け 金堂前にそのお姿が!
(搬送車のまわりのおじさんが手にもっていた小さな看板には「国宝仏像移動中につき…」って書かれてました。なんだか ちょっと うふふ♪って思ったのは ほんと♪)

そしていよいよ空中浮遊~~!(とても慎重にクレーンで吊るされて そっとそっと…金堂前の車つき台車に横向きに降ろされました)


正面を向いたままでは 金堂の扉から入れない大きさなのです。
車をつけた台の上に そっと降ろして…


 
「せぇ~のぉ~」なんて掛け声は聞こえませんでしたが^^



無事金堂内に搬入終了!向きをかえて~
 
とても感動いたしました。
写真のデータによると 9:12(通りにトラックが見えた!)~10:32(金堂内にて正面を向かれた)の出来事でした。
あとは 薬師如来さまが またきっと このような手順にて 金堂にお戻りになられるのだなあと思いつつ 天平以来はじめてであり 今後何百年かは ありえないだろう「ご本尊さまのお散歩」ルポをここに記録しておきまするぅ^^

2008年9月5日金曜日

長月になって 唐招提寺








八月に 唐招提寺の戒壇横の堀の蓮を 見に行きたかったのですが チャンスがなく 今日に至りました。





いつのまにか 金堂の覆いがすっかり外されて 「わぁ~ 久しぶり~」と 南大門から わくわくしながら 歩を進めました。
平成の鴟尾も 夏の名残の日差しの中に 悠然とそびえてますね。
新宝蔵には 「天平の鴟尾が置かれていて いつでも間近に見せていただくことができます。
何百年もの間 奈良の都をずーっと見守ってきたのだなぁと しみじみと 撫でてあげたい気持ちになっちゃうのですが^^;
 
   
金堂の四隅にしっかりと その大屋根を支えてる「化粧隅鬼」 写真は南西隅のもので 元禄時代のものなのだそうです。他の3つの隅鬼は創建当時のものですって!
たまたま この隅鬼が とっても写りがよかったので UP~しました。

           
                  【写真】(下):地蔵堂前    (上):御影堂前

 いつのまにか 境内の萩が その存在を突然に現わして あちこちに 優しげな 緩やかな枝を 風にそよがせてます

 きっと 観月会の夜には 花がこぼれそうに咲くかしら~と 楽しみ 今は百日紅も鮮やかに映えてました

    【写真】講堂内

講堂は 平城宮の東朝集殿を宮廷から賜って移築したもので 現存する唯一の平城宮の宮殿ということです。柱を触れながら 都人が どんな様子でこの建物の中にいたのかと 想像するだけで楽しいですね

 
堂内撮影禁止なのですが たまたま参拝の方がおられなくて 通路だけなら…ということで 撮影を許可して頂きました。


    
講堂内から 東室・礼堂の間にある馬道に目をやれば… 切り取られた額縁の中に 物語が始まりそうでした
















今年2008年の観月会の「招待状」です。
東山魁夷画伯の 「唐招提寺月明」が 左側に印刷されており 開いたとたんに 蒼く深い世界に誘われました
入江泰吉先生の 「唐招提寺月明の境内」もそうですが 写真・日本画の世界は違えど 唐招提寺が持つ魅力をお二方の作品から感じることができるなぁと しみじみ しみじみ........
 
【お知らせ】 2008年 唐招提寺 観月会
9月14日 午後6時~9時(9時には 閉門だそうです)
観月讃仏法要・裏千家 鵬雲斎 千玄室大宗匠による献茶は 午後6時より御影堂にて
御影堂は 拝観料とは別途料金要

2008年9月4日木曜日

夏の終わりの二月堂

    

 奈良で好きなところといえば… 

いつも大仏殿裏近くまで車で出かけ ふらふらと歩くのが東大寺境内
先日も ふと思い立って 
二月堂の「お香水」「行法味噌」を求めることを目的に^^;行って来ました

二月堂回廊階段下の「この木」はざくろだったのですね

      
鬼子母神さまも この実りを喜んでおられることと そっと手を合わせました。
 
  ……今年生まれたバンビが 時々木々の間に姿を見せます
 
       

2008年6月17日火曜日

懐かしい ゆり祭り(三枝祭り)

奈良の町中…三条通り近くの 率川神社
 
幼い頃のアルバムを見ますと お稚児さんの写真がありました。
それは 率川神社 ゆり祭りの稚児行列のときのものです。
この境内で 団栗を拾ったり かくれんぼをしたりしたものです^^
 
とても懐かしくて 久しぶりに「ゆり祭り」にお参りしたくなって 出かけました。
 
 
AM10:30からの神事の前 境内は多くの人々で賑わっておりました。
 
この神事は8世紀に始められたという古式ゆかしいものです。
古事記によりますと 五十鈴姫命は 三輪山の御祭神の大物主大神の娘で 狭井川(さいがわ)の畔に住んでおりました。或る日七人の乙女(七媛女)がササユリを摘みながら歩いてまいりました。神武天皇が その先頭を歩いている姫命を見初め 皇后に迎えられたということです。

率川神社の御祭神は この姫命を真ん中のお社に 左殿に御父神の狭井大神 右殿に御母神の玉櫛姫命が祭られております。




ご神前に酒樽を供え ゆり姫と呼ばれる4名の巫女による「うま酒みわの舞が奉納されました。
とても 美しく 清清しい雰囲気……
かわいい巫女さんでしたよ


  

このお祭りでは 写真のように 白酒(しらき)・黒酒(くろき)が笹百合を飾った樽(そん)に入れられてお供えされます。
白酒=清酒 黒酒=濁酒をお供えしているそうです。
【神饌】
 折櫃におさめ、柏の葉を編んで作った蓋をし、黒木の案(棚)にのせてお供えする。

 
    ←柏の葉を編んだ蓋

祭典の後に 神饌を見せて下さいました。
鯛、かます、堅節、鰒、烏賊、香魚、若布、牛蒡、枇杷、大根、餅、白蒸(飯)、勝栗、栢。調理した熟饌です。

【おまけ v(。・・。)イエッ♪】



これは お祭りといえば 金魚すくい!ですよね
何年かぶりに 一人で挑戦してみました。
300円で 一回。 まだまだ腕は落ちてないと 夜店のおじさんに自慢しました
100円で 金魚5匹だったのですが 出目金2匹を「おまけ」に計7匹 頂きました♪