2008年9月5日金曜日

長月になって 唐招提寺








八月に 唐招提寺の戒壇横の堀の蓮を 見に行きたかったのですが チャンスがなく 今日に至りました。





いつのまにか 金堂の覆いがすっかり外されて 「わぁ~ 久しぶり~」と 南大門から わくわくしながら 歩を進めました。
平成の鴟尾も 夏の名残の日差しの中に 悠然とそびえてますね。
新宝蔵には 「天平の鴟尾が置かれていて いつでも間近に見せていただくことができます。
何百年もの間 奈良の都をずーっと見守ってきたのだなぁと しみじみと 撫でてあげたい気持ちになっちゃうのですが^^;
 
   
金堂の四隅にしっかりと その大屋根を支えてる「化粧隅鬼」 写真は南西隅のもので 元禄時代のものなのだそうです。他の3つの隅鬼は創建当時のものですって!
たまたま この隅鬼が とっても写りがよかったので UP~しました。

           
                  【写真】(下):地蔵堂前    (上):御影堂前

 いつのまにか 境内の萩が その存在を突然に現わして あちこちに 優しげな 緩やかな枝を 風にそよがせてます

 きっと 観月会の夜には 花がこぼれそうに咲くかしら~と 楽しみ 今は百日紅も鮮やかに映えてました

    【写真】講堂内

講堂は 平城宮の東朝集殿を宮廷から賜って移築したもので 現存する唯一の平城宮の宮殿ということです。柱を触れながら 都人が どんな様子でこの建物の中にいたのかと 想像するだけで楽しいですね

 
堂内撮影禁止なのですが たまたま参拝の方がおられなくて 通路だけなら…ということで 撮影を許可して頂きました。


    
講堂内から 東室・礼堂の間にある馬道に目をやれば… 切り取られた額縁の中に 物語が始まりそうでした
















今年2008年の観月会の「招待状」です。
東山魁夷画伯の 「唐招提寺月明」が 左側に印刷されており 開いたとたんに 蒼く深い世界に誘われました
入江泰吉先生の 「唐招提寺月明の境内」もそうですが 写真・日本画の世界は違えど 唐招提寺が持つ魅力をお二方の作品から感じることができるなぁと しみじみ しみじみ........
 
【お知らせ】 2008年 唐招提寺 観月会
9月14日 午後6時~9時(9時には 閉門だそうです)
観月讃仏法要・裏千家 鵬雲斎 千玄室大宗匠による献茶は 午後6時より御影堂にて
御影堂は 拝観料とは別途料金要

0 件のコメント: