5月19日は 通称「うちわまき」(正式には「梵網会(ぼんもうえ)」が行われましたよ~
この日は唐招提寺中興の祖とされている覚盛(かくじょう)上人(1194-1249)の命日の法要があります。
うちわまきの「はじまり」をご紹介いたしますね
うちわまきのはじまり…(唐招提寺公式HPより)
鎌倉時代の唐招提寺中興の祖・大悲菩薩覚盛(だいひぼさつ・かくじょう)上人が、修行中に蚊にさされているのを見て、それをたたこうとした弟子に、「自分の血を与えるのも菩薩行である」とおっしゃって戒めたという故事があります。戒行清廉なるその徳をたたえ、「せめて団扇で蚊を払って差し上げよう」と、上人が亡くなられたときに法華寺の尼僧がハート型うちわを供えたことが始まりです。
今年は 金堂復元工事中とのことで 足場が組まれており鼓楼の上からの「うちわまき」ではなく「うちわ渡し」です。 一般の参拝客に約1500本は手渡しで配り(先着順)、地元の人にのみ50本がまかれました。
瓊花や藤の季節も過ぎ 戒壇脇の池には黄色・紫の菖蒲が満開♪
金堂の足場も徐々に外されて 平成の鴟尾がホラッ!「幡」とともに特別の日を慶んでいるよう…
講堂も 今日は とってもお粧しして うつくし~
戒壇近くの桜の木に こんな可愛い実が成ってました
本来は舎利殿(鼓楼)の上から「うちわ」が撒かれます。
礼堂東側に展示された 各界著名人から奉納された「うちわ」…
みんな 口々に 「あっ この人」「わぁ~」と 歓声があちこちから聞こえてきます
【我が家の うちわ】
今年は御縁があって招待状とうちわ抽選券をいただきました
ガラガラガラと よくある抽選で 運がよければ?ひとまわり大きな著名人の「うちわ」がいただけます
念じて念じて… 招待状を頂けただけでも 整理券で並ばなくてもよろしいのに あたしったら欲を出して^^;
どうしても梵字の書いてるものが欲しいって思ってたのに 抽選の順番になると・・・お恥ずかしいかぎりでした^^;
もちろん 手にしたのは 最初に思ってたとおり 写真のうちわです
うちわには梵字で「オンバザラ、ダラマ、キリク(千手千眼観世音菩薩)」「オンシュリ、マリママリマリ、シュンシュリソワカ(烏須沙摩明王)」としるされています。 これは、「どんな願いもかなえ、家庭を幸福にしてくれる」という意味だそうです。
馬道から礼堂の中を! 初めて拝見したので キョロキョロ ドキドキ~
著名人のうちわになっていたものを 屏風にして 飾られていました。
◆講堂前にて 舞楽の奉納舞
講堂のこの写真 いつもと違うことに気づかれましたか?
そうなんです 奉納舞楽が行われるとのことで
真ん中の扉の柵が 取り払われておりました! ちょっと うれし~
納曽利 (なそり)は とても かっこよかったです
金堂が工事中で まだ囲いがありますので 残念ですが
逆に工事中ならではの ショットだと思って心の中に留めておきたいなと思います
西室跡を左手に 講堂を右手に本坊・御影堂へと続くこの道はとても風情のある道です
本坊の庭には蓮の鉢が並んで開花を心待ちにする写真家が顔をのぞかせます